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自分の能力を買い被らない方がいい

公開日: 2023年02月02日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今回は「自分の能力を買い被らない方がいい」というお話をします。

少し説教じみたテーマですが、親父臭い話にならないようにしつつ、内容をシェアできればと思います。ぜひ最後までご覧ください!

 

同僚に合わせて休みを取得するマレーシア人

去年の年末に、挨拶のためレース仲間に会いに行きました。マレーシアでのことです。

平日の3時過ぎに行ったのですが、道がとても空いていて、普段であれば1時間ほどかかるところが、30分ほどで着いてしまいました。まるで、日曜日の昼間のような交通量です。

日本であれば、年末年始は仕事納めをした人が多く、道が空いているのは当たり前です。しかし、マレーシアでは年末年始というのはあまり重要ではありません

というのも、

・マレー系はラマダン明け
・インド系は11月くらいにお正月
・中華系は1月末の旧正月

と、それぞれの宗教で休みが異なります

日本人や欧米人が祝うのは「新暦」のお正月であり、マレーシアで新暦のお正月を祝う人は、全人口の10%にも満たないほどです。大半のマレーシア人にとっては関係ないんですよね。

そんなわけですから、新暦の年末年始にマレーシアの道路が空いているというのは非常に違和感があったのです。

そこで、中華系のマレーシア人の知り合いに詳しく話を聞いてみると、

年末年始は有給を消化する人が多く、周りが休んでいると仕事にならないから、同僚も休み、結果的に会社も休みのようになるんだよ。」

・・・という答えが返ってきました。

確かにマレーシア人は、“一生懸命働く”、というよりも、“家族を大切にして有給をしっかり取得する”、という人が多い印象ですので、「なるほど、マレーシア人らしいな」と改めて感じてしまいました。

 

有給を取得するかどうかは、その人の価値観の違い

自分自身に置き換えてみると、僕はサラリーマンを10年間経験しましたが、病欠以外で有給を使ったことがありません

僕は新卒で大手のゼネコンへ入社し、入社5年後に中小のゼネコンへ転職しました。

転職する際も、有給を使い切るという発想すらありませんでしたし、3月31日に退職し、次の日には次の職場で挨拶をしていました。

さらに、2002年10月1日に独立・開業をした際も、前日の9月30日まで前職の引き継ぎ作業をしていたのです。

その時は、半ばクビみたいな感じで独立したので、有給はもとより、失業保険をもらおうと思ったことも一ミリもなく、「今すぐ稼がなくては」、という感じだったんですよね。

よく、転職をする時に、「この1ヶ月は有給消化月です、消化したら次の職場へ行きます」という人がいたり、「失業保険を満額もらってから次の仕事に行きます」という人がいたりしますが、僕にはこの考えが理解できません。

また、これは稀ですが、「大家さんになって青色申告をするようになると、失業保険に入れなくなるので、迷っています・・・」という相談者もいます。

そういった人たちと話をすると、僕はシンプルに「僕とは生きる世界が違う人たちだな」と感じます。価値観も真逆なんだろうな、と思ってしまいます。

別に批判しているわけではなく、有給を消化すること自体は労働者の権利です。僕の会社でも、有給はどんどんとっていいよ、というスタンスをとっています。

ただ、「これから成功しよう」「一旗あげよう」と思っている人は、その考え方を改めた方がいいと思います。

 

成功したいなら、自分を過信せず人より努力しろ

他人と同じ時間だけ働いて、同じ分だけ休んでいたら、

・他人よりお金を稼ぐ
・他人よりも価値を生み出す
・他人よりも成功する

・・・というのは、まあ無理だと思います。

もっとも、あなたが「サラリーマンとして平均的な年収を稼げれば良い」と思っているのであれば、それは生き方の問題ですからそのままで構いません。

ただし、人並みのことをしていながら、「他人よりも仕事ができるようになりたい!」「お金を稼ぎたい!」と思っても、それは無理だというお話です。

僕はこれまで、成功している人たちを大勢見てきました。中には、元々才能があった人もいると思いますが、彼らは例外なく、間違いなく、普通の人よりも努力し、人一倍勉強しています

物件探しも同じことです。1~2件の物件を見に行っただけで、「良い物件がみつからない・・・」と嘆いている人がいます。

一方、不動産投資で成功している人はというと、100件以上の物件を見に行っていることも普通です。成功するためには、まずは誰よりも数をこなさないといけない、ということを知っているんですよね。

「俺はワークライフバランスを取りながらでも成功できる!」という考えの人には、「自分の能力を買い被らない方が良い」ということをお伝えしたいです。

そんな能力は人間に備わっていないので、他人より頑張らないと壁は越えられません。本気で成功したりお金を稼いだりしたい、と思っている人は、仕事や休みを区別して考えない方が良いでしょう。

というわけで、今回はマレーシアの道路の混み具合を見て、感じたことをお話ししてみました。ぜひ参考にしてみてください!

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