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エスキモーに氷を売る方法とは?タイのビーチの売り子さんが非効率すぎる話
公開日: 2023年02月05日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今年の年末年始は、タイのプーケットに旅行に行ってきました。
宿泊したホテルの道を挟んだ反対側にビーチがあって、そこの海の家でレンタルしたサマーベッドとパラソルで、日光浴や海水浴を楽しんでいました。
サマーベッドで心地よく横たわっていると、目の前をさまざまな売り子さんが通り過ぎていきます。
売り子さんは商品を背負って練り歩き、くつろいで海を眺めているお客さんの顔を覗き込んでは、「いかがですかー?」と、声をかけてきます。
「東南アジアらしくて良い光景だな~」と思いつつ、毎度僕が思うのは、「こんな代物、一体誰が買うの?」ということです。
では、彼らは一体どんな代物を売りつけてくるのでしょうか?(ウラケンの心の声)付きで紹介しましょう。
■飲食系:
・アイスボックスを担いで、『アイスクリーム』を売り歩いているお兄さん
(・・・これ重いだろうなぁ。でも、アイスはたまに食べたくなるので、多少は売れるのかな?暑いのに帽子も被っていないぞ、見ていられないなぁ。。。)
・『ドリンク』のメニューを持って歩いているお兄さん
(これは、声がかかれば売れるかな?)
■小物系:
・柄の良い『スカーフ』を広げながら歩いているおばちゃん
(真夏の海辺で、流石にスカーフは売れないのでは??)
・『サングラス』を大量に首から下げて売り歩いている人
(・・・いやいや、海に来ている人はサングラスを持ってきているでしょ)
・『小さな箒』を売っている人
(何に使うのかと思ったら、足についた砂やサマーベッドに散乱した砂を払ったりするのに使うらしい。。。)
その他にも、腕や首に貝殻で作ったような『アクセサリー』を数十個もつけて売り歩くおじさんや、『ピアス』のショーケースを持って歩いているお姉さん、偽物のロゴマークが付いた『帽子』を持って歩いているおじさん、などなどといった具合です。
そして見ている限り、お土産類をはじめとして、目の前を通り過ぎる売り子さんの商品は、ほとんど売れていません。
そもそも、ネットの時代に商品を担いで売り歩く行為自体が古いと思います。
昔、「エスキモーに氷を売る」というマーケティング本が流行ったことがあります。僕はこの本をむさぼり読んで、「どうやってエスキモーに氷を売るのか」を真剣に考えたものです。
今回のタイのビーチで目にした光景は、まさしくこれだなと思いました。
自分だったら、サマービーチでこんなビジネスを提供する
サマーベッドに横たわりながら、「自分だったらどうするか」ぼんやり考えてみました。
アイデアとしては、UberEatsのようなビジネスモデルが思いつきます。
準備:
・ビーチ付近の屋台と連携する
・QRコードを読み込むと、フードとドリンクのメニューが表示されるサイトを用意
サービス形態:
・QRコードがついたメニュー表を、ビーチサイドの客に配り歩く
・注文をQRコードで受け取ったら、提携屋台のフードを取りに行き、ビーチサイドの客へ配達する
・・・といった具合です。
このビジネスモデルの良いところは、
・労力を抑えられる
ビーチサイドの客にメニューをひと通り配り終わったら、木陰でゆっくり休んで、注文が入った時にだけ動けば良い
・システム化が可能
パラソルに番号付けをして、注文時に番号がわかるようにしておくことで、効率化できる
・ダブルマージンを得られる
例えば、ビーチサイドの客から手数料として10バーツ、屋台の店主からは客付け代として10バーツを取り、合計で20バーツを獲得できる。50回サービスを提供すれば、1000バーツになる。
というところですね。
前提としてシステムを持っていないのであれば、自分の顔入りのメニュー表を持ってゆっくり歩くしかありませんが、デリバリーするサービスモデルとしては変わらないでしょう。
お客さんが潜在的に求めているサービスを提供せよ
ビーチベッドに寝そべっている客が、何を考えているかというと
・喉が渇いたから、冷たい水/ゼロコーラ/マンゴースムージーが飲みたいな
・小腹が空いたから、チキンライスが食べたいな
というようなことです。
そして、「せっかく横になってだらだらしているのに、わざわざ立ち上って、歩きにくい砂浜を歩いて、屋台まで買いに行くというのは、まあまあ面倒だな」
と思っているわけです。
そこで、面倒臭さを肩代わりしてあげる何かを考え出して、サービスを提供する、ということがポイントなのではないでしょうか。
このモデルであれば、商品を持って歩く必要も、仕入れの必要もありません。
そして、注文を受ける客と屋台の店主からもマージンがもらえて、ダブルで儲かります。
さらに軌道にのってきたら、5人くらいアルバイトを雇い、自分は楽をすることができるのです。
というわけで、今回はタイのビーチの売り子さんを見て、感じたことをお話ししてみました。
僕はリゾートに行っても、非効率な売り方を目にすると、ついついマーケティングのことを考えたくなってしまいます(笑)
皆さんはどんなビジネスモデルを思いつきますか?ぜひ考えてみてください。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今年の年末年始は、タイのプーケットに旅行に行ってきました。
宿泊したホテルの道を挟んだ反対側にビーチがあって、そこの海の家でレンタルしたサマーベッドとパラソルで、日光浴や海水浴を楽しんでいました。
サマーベッドで心地よく横たわっていると、目の前をさまざまな売り子さんが通り過ぎていきます。
売り子さんは商品を背負って練り歩き、くつろいで海を眺めているお客さんの顔を覗き込んでは、「いかがですかー?」と、声をかけてきます。
「東南アジアらしくて良い光景だな~」と思いつつ、毎度僕が思うのは、「こんな代物、一体誰が買うの?」ということです。
では、彼らは一体どんな代物を売りつけてくるのでしょうか?(ウラケンの心の声)付きで紹介しましょう。
■飲食系:
・アイスボックスを担いで、『アイスクリーム』を売り歩いているお兄さん
(・・・これ重いだろうなぁ。でも、アイスはたまに食べたくなるので、多少は売れるのかな?暑いのに帽子も被っていないぞ、見ていられないなぁ。。。)
・『ドリンク』のメニューを持って歩いているお兄さん
(これは、声がかかれば売れるかな?)
■小物系:
・柄の良い『スカーフ』を広げながら歩いているおばちゃん
(真夏の海辺で、流石にスカーフは売れないのでは??)
・『サングラス』を大量に首から下げて売り歩いている人
(・・・いやいや、海に来ている人はサングラスを持ってきているでしょ)
・『小さな箒』を売っている人
(何に使うのかと思ったら、足についた砂やサマーベッドに散乱した砂を払ったりするのに使うらしい。。。)
その他にも、腕や首に貝殻で作ったような『アクセサリー』を数十個もつけて売り歩くおじさんや、『ピアス』のショーケースを持って歩いているお姉さん、偽物のロゴマークが付いた『帽子』を持って歩いているおじさん、などなどといった具合です。
そして見ている限り、お土産類をはじめとして、目の前を通り過ぎる売り子さんの商品は、ほとんど売れていません。
そもそも、ネットの時代に商品を担いで売り歩く行為自体が古いと思います。
昔、「エスキモーに氷を売る」というマーケティング本が流行ったことがあります。僕はこの本をむさぼり読んで、「どうやってエスキモーに氷を売るのか」を真剣に考えたものです。
今回のタイのビーチで目にした光景は、まさしくこれだなと思いました。
自分だったら、サマービーチでこんなビジネスを提供する
サマーベッドに横たわりながら、「自分だったらどうするか」ぼんやり考えてみました。アイデアとしては、UberEatsのようなビジネスモデルが思いつきます。
準備:
・ビーチ付近の屋台と連携する
・QRコードを読み込むと、フードとドリンクのメニューが表示されるサイトを用意
サービス形態:
・QRコードがついたメニュー表を、ビーチサイドの客に配り歩く
・注文をQRコードで受け取ったら、提携屋台のフードを取りに行き、ビーチサイドの客へ配達する
・・・といった具合です。
このビジネスモデルの良いところは、
・労力を抑えられる
ビーチサイドの客にメニューをひと通り配り終わったら、木陰でゆっくり休んで、注文が入った時にだけ動けば良い
・システム化が可能
パラソルに番号付けをして、注文時に番号がわかるようにしておくことで、効率化できる
・ダブルマージンを得られる
例えば、ビーチサイドの客から手数料として10バーツ、屋台の店主からは客付け代として10バーツを取り、合計で20バーツを獲得できる。50回サービスを提供すれば、1000バーツになる。
というところですね。
前提としてシステムを持っていないのであれば、自分の顔入りのメニュー表を持ってゆっくり歩くしかありませんが、デリバリーするサービスモデルとしては変わらないでしょう。
お客さんが潜在的に求めているサービスを提供せよ
ビーチベッドに寝そべっている客が、何を考えているかというと・喉が渇いたから、冷たい水/ゼロコーラ/マンゴースムージーが飲みたいな
・小腹が空いたから、チキンライスが食べたいな
というようなことです。
そして、「せっかく横になってだらだらしているのに、わざわざ立ち上って、歩きにくい砂浜を歩いて、屋台まで買いに行くというのは、まあまあ面倒だな」
と思っているわけです。
そこで、面倒臭さを肩代わりしてあげる何かを考え出して、サービスを提供する、ということがポイントなのではないでしょうか。
このモデルであれば、商品を持って歩く必要も、仕入れの必要もありません。
そして、注文を受ける客と屋台の店主からもマージンがもらえて、ダブルで儲かります。
さらに軌道にのってきたら、5人くらいアルバイトを雇い、自分は楽をすることができるのです。
というわけで、今回はタイのビーチの売り子さんを見て、感じたことをお話ししてみました。
僕はリゾートに行っても、非効率な売り方を目にすると、ついついマーケティングのことを考えたくなってしまいます(笑)
皆さんはどんなビジネスモデルを思いつきますか?ぜひ考えてみてください。
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