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社長からみて、会社に不要な人材とは?

公開日: 2023年02月09日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今回は、「社長からみて、会社に不要な人材」というテーマでお話をしていきたいと思います。

少し高飛車に聞こえるかもしれませんが、僕が20年にわたって複数社の経営をしてきた経験に基づいたお話です。

現在、僕の会社はグループ全体で20名弱の規模ですが、これまでその3~4倍の人材が入っては辞めていったという歴史があります。

(誤解のないように申し上げておくと、僕はクビを切ったことはありませんので、そこは悪しからず・・・)。

そんな日本の中小企業の社長の立場として、「どんな人材が必要で、どんな人材が不要なのか?」ということをお話しします。

ぜひ皆さんの今後のキャリアに生かしていただければと思います。

 

米国大手企業で相次ぐリストラ

そもそも、なぜこのテーマを取り上げたかというと、背景にあるのが米国企業のリストラです。最近、米国大手企業でリストラが加速していますよね。

Twitter
テスラ
Amazon
Facebook(Meta)
マイクロソフト

などなど、ここ数年、コロナの補助金や巣ごもり需要によって米国テック業界に空前の好景気が到来していました。

その結果として、各社とも人材をたくさん雇ってきたという背景もあると思うのですが、それにしても、最近は膨大なリストラを敢行しています。

ただ、アメリカの場合は、リストラがしやすい反面、転職もしやすく、むしろ転職をした方が給料が上がりやすい、という環境でもあります。

そのため、米国のリストラのニュースは悲壮感を感じさせません。それどころか、雇用が流動化することは、企業としても従業員としてもハッピーなことが多いわけです。

雇用の流動性が高いと、衰退産業からは人が離れていき、新たな成長産業に人が集まります。

これは新陳代謝が活発ということですから、社会にとって良いことです。だからこそ、米国は成長し続けているわけですね。

翻って日本はどうかといいますと、労働者は労働基準法で固く守られていて、経営者は簡単にリストラができません

そのため、米国と違って雇用が流動化せず、衰退産業に多くの人がしがみついたまま・・・産業の新陳代謝が全く起きないようになってしまっています。

日本で長年デフレが続いている理由も、この雇用制度に原因がある気がしています。

 

社長にとって、どんな人材が不要なのか?

ところで、米国企業が大量リストラを敢行したとしても、会社にとって必要な人材は社内に残るはずですよね。

では、一体どんな人材が会社に必要で、どんな人材が不要なのでしょうか?今回の本題に入っていきたいと思います。

 

指示待ちの人


まず、僕の経験上で最も不要なのは、“指示待ちスタッフ”です。こちらが指示をしないと何もできない人ですね。

指示待ちの人というのは「作業」しかできず、クリエイティブな「仕事」はできません

そして、そういった作業というのは、会社としては外注をしていった方が良いわけです。そのため、社員としては指示待ちの人は不要なわけですね。

 

毎日同じルーティンを繰り返す人


また、毎日同じルーティンを繰り返し、違うことにチャレンジしない人も不要です。これも先ほどと同様に、毎日同じことをするのであれば、外注すれば良いからです。

 

仕事をするフリがうまい人


一方で、仕事をするフリがうまい人も不要です。これは無駄な仕事をする人ですね。

この傾向は、社会人経験が20年近くの30代後半から40代で中途入社する人に多く見受けられるように感じます。

僕の会社のような中小企業は、高学歴・高属性の人材は新卒では入ってきません。

そのため、高学歴で大手企業に勤めていたような立派な経歴の人から応募があると、「キャリアを積んでいる人を入れることで、成長に貢献するのでは!?」と期待して、雇ってしまったこともありました(当時は僕も経営者として若かったのです笑)。

しかし、これは大きな誤算でした。そういった方々は、前の会社でもあまり活躍できなかった人が多く、おかしな仕事癖がついていてなかなか治りません

例えば、営業/管理のレベル・福利厚生を大手企業と比較したり、利益に直結しない無駄な仕事をしようとするんですよね。

利益に直結しない無駄な仕事というのは、余計な社内ルールを作ろうとしたり、社内的なシステムを作ろうとしたり、といったことです。

僕の会社のような中小零細企業には、そんなことは期待していません。第三者/お客さんに向かって価値を生めない人材は、ハッキリ言って不要です。

 

すぐにやらない人


・「あれ、どうなってる?」と聞かれないと答えない
・「あれ、どうなってる?」と聞かれても、全然進んでいない

こういった、“すぐにやらない人”というのも、小さな会社では不要です。

これだけ変化が激しい世の中なので、すべきことはどんどんしないと時代遅れになります。

そのため、先回りして仕事をして、部下が上司を急かすくらいではないといけません

ちなみに僕は、365日24時間、ドS秘書に急かされています(笑)。彼女のように、社長を急かすくらいの勢いで仕事をしないと、会社で一目置かれる存在にはならないし、成長もおぼつかないと思います。

 

番外編:嘘をつくスタッフ


ここからは番外編です。嘘をつくスタッフも、絶対に雇ってはいけません。

嘘をついてしまうと、会社に重大な危機をもたらす可能性がありますので、これは危険ですね。

 

番外編:素直でない人


素直でない人も、雇うのは危険です。以前、上司や経営者のアドバイスに対して、「それはこうだと思います」と言い返してくるスタッフがいました。

言い返すのであれば代案を出して実行すれば良いのですが、言い返すだけで、代案を出すこともありませんでした。要はへそが曲がっているような人です。こんな人は必要ありません。

素直でない人は、自分自身の成長を阻害してしまいます。何事も素直がいちばんです。

というわけで、今回は「社長からみて、会社に不要な人材とは?」というテーマでお話ししてきました。ぜひ参考にしてみてください!


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