ブログ
なぜ成り上がりはタワマンの最上階に住みたがるのか?
公開日: 2023年02月18日
▼今日の記事を音声で楽しみたい方はこちら
こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、不動産の実際の価値と投資金額のバランスについてお話ししたいと思います。
不動産の価値というのは、「投資する場合」と「自分で買って住む場合」と、2つの側面から考える必要があると思います。
この2つの観点から不動産の価値を考える時に、タワーマンションの最上階に住むことは合理的なのか?ということ例にすると分かりやすいと思いましたので、今日はタワマンを参考にお話を進めていきましょう。
実は、僕のマレーシアの新居も約40階建てのタワマンなのですが、僕が住んでいるのは8階です。
この記事をお読みいただくと、なぜ僕がタワマンの低層階に住んでいるのかお分かりいただけると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
タワマンの高層階と低層階のメリット・デメリット
それでは、まずはタワマンの高層階と低層階のメリット・デメリットを比較してみましょう。
タワマン高層階のメリット
まず、高層階のメリットとしては、景色が良いということが挙げられます。また、「俺は成り上がったぜ!」という優越感が得られることもメリットかもしれません。
しかし、メリットはこれくらいしかないのではないかと思います。
タワマン高層階のデメリット
デメリットとして僕が特にしんどいと思うことは、最上階に行くまでに時間がかかるということです。エレベーターに同乗者がいれば各駅停車になってしまい、さらに時間がかかるでしょう。
また、一階まで降りてから忘れ物に気づいた場合、取りに戻るのも時間がかかってしまいます。
僕は忘れ物が多い人間なので、いつも30%ぐらいの確率で、家を出た後に忘れ物を取りに戻っています。最上階に住んだとしたら悲惨なことになるでしょう。
次のデメリットとしては、値段が高いということです。
タワマンは、最上階が一番値段が高いです。
しかし、実は家賃というのは、低層階でも上層階でも、間取りが同じであればそこまで変わりません。
つまり、上層階を賃貸に出したときの利回りは、投資額が大きいぶん低層階よりも低くなってしまうというデメリットがあります。
また、値段が高すぎて逆に売りにくい(出口がとりにくい)ということと、低層階に比べて価格が上昇しにくいということもあると思います。
あと意外なデメリットとしては、実は上層階は微妙に揺れています。
この微妙な揺れによって、精神が不安定になる人もいます。また、真偽のほどは定かではありませんが、不妊になるという噂もあります。
タワマン低層階のメリット
それでは低層階はどうでしょうか。
まず、低層階のメリットとしては、エントランスや共用部分へのアクセスが楽ということがあります。
僕が住んでいるタワマンのエレベーターは、けっこう速度が遅いです。
日本のエレベーターも、分速30m~60mとメーカーによってスピードに幅がありますが、僕が住んでいるマレーシアのタワマンのエレベーターは、かなり遅いものが使われていると思います。
最上階に住んでいる人は、僕がエレベーターに乗っている時間の5~6倍は長く乗らないといけませんので、低層階に住むことはそれだけアクセスが楽ということになります。
次のメリットとしては、値段が安いということがあります。
つまり、賃貸に出したときの利回りは上層階よりも高くなります。
また、将来的に売却する場合、上層階よりも価格が手頃なので、同じコンドミニアム内では売りやすいということがあります。
どの国でも一緒ですが、所得層というのはピラミッドになっています。
例えば、タワマンの上層階を買える人と、低層階を買える人をピラミッドとして考えると、当然、低層階の方が買い手は多くなります。
買い手が多くなるということは、それだけ価格が上昇する可能性も高くなるということになります。
タワマン低層階のデメリット
低層階のデメリットとしては、当然、上層階よりも見晴らしが悪くなるという点です。
ただ、実はこれくらいしかデメリットはないのではないかと思います。
僕が住んでいる8階も全然低いという感じはしませんし、それなりに開けているので、見晴らしもまあまあ良いです。
メリット・デメリットを比較してわかること
このような感じで、上層階と低層階を比較してみると、けっこう面白いですね。
高層階の唯一のメリットである見晴らしの良さや優越感に浸れるのも、恐らく最初の一週間くらいのものでしょう。
景色は絶対に見慣れてしまいます。最初のうちはすごく綺麗だなと感動しても、次第にレースのカーテンをして、外を見る機会も減ってしまうと思います。
遊びに来てくれる友人がいないと、最上階に住んでいるという自慢もできず、却って寂しく感じてしまうこともあるでしょう。
なぜスーパー金持ちはタワマン上層階を買うのか?
このように比較すると、自分で住む場合でも、投資をする場合でも、最上階を買うことはあまり合理的ではないことがわかります。
でも、成り上がりやスーパー金持ちは最上階を買いますよね。
その理由はズバリ、相続対策です。
最上階は、低層階よりも相続評価が大きく下がりやすいです。
ここでは詳しくはお話ししませんが、以前、相続対策として「タワマン節税」というものがすごく流行っていました。
あまりにもタワマン節税をする人が多かったので、国税局が規制を少し厳しくしたりはしていますが、いまだ上層階の方が低層階よりも資産の圧縮効果が高かったりします。
なので、最上階はスーパー金持ちしか買いません。
最上階を買うような人たちは、実は資産を増やそうと思って買うのではなくて、守るために買っているのです。
もし、これから資産を増やそうと思って買うのであれば、上層階は買ってはいけないということになります。
もしあなたがタワマンを買うようなことがあれば、ぜひ参考にしてください。
▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら
こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、不動産の実際の価値と投資金額のバランスについてお話ししたいと思います。
不動産の価値というのは、「投資する場合」と「自分で買って住む場合」と、2つの側面から考える必要があると思います。
この2つの観点から不動産の価値を考える時に、タワーマンションの最上階に住むことは合理的なのか?ということ例にすると分かりやすいと思いましたので、今日はタワマンを参考にお話を進めていきましょう。
実は、僕のマレーシアの新居も約40階建てのタワマンなのですが、僕が住んでいるのは8階です。
この記事をお読みいただくと、なぜ僕がタワマンの低層階に住んでいるのかお分かりいただけると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
タワマンの高層階と低層階のメリット・デメリット
それでは、まずはタワマンの高層階と低層階のメリット・デメリットを比較してみましょう。タワマン高層階のメリット
まず、高層階のメリットとしては、景色が良いということが挙げられます。また、「俺は成り上がったぜ!」という優越感が得られることもメリットかもしれません。
しかし、メリットはこれくらいしかないのではないかと思います。
タワマン高層階のデメリット
デメリットとして僕が特にしんどいと思うことは、最上階に行くまでに時間がかかるということです。エレベーターに同乗者がいれば各駅停車になってしまい、さらに時間がかかるでしょう。
また、一階まで降りてから忘れ物に気づいた場合、取りに戻るのも時間がかかってしまいます。
僕は忘れ物が多い人間なので、いつも30%ぐらいの確率で、家を出た後に忘れ物を取りに戻っています。最上階に住んだとしたら悲惨なことになるでしょう。
次のデメリットとしては、値段が高いということです。
タワマンは、最上階が一番値段が高いです。
しかし、実は家賃というのは、低層階でも上層階でも、間取りが同じであればそこまで変わりません。
つまり、上層階を賃貸に出したときの利回りは、投資額が大きいぶん低層階よりも低くなってしまうというデメリットがあります。
また、値段が高すぎて逆に売りにくい(出口がとりにくい)ということと、低層階に比べて価格が上昇しにくいということもあると思います。
あと意外なデメリットとしては、実は上層階は微妙に揺れています。
この微妙な揺れによって、精神が不安定になる人もいます。また、真偽のほどは定かではありませんが、不妊になるという噂もあります。
タワマン低層階のメリット
それでは低層階はどうでしょうか。
まず、低層階のメリットとしては、エントランスや共用部分へのアクセスが楽ということがあります。
僕が住んでいるタワマンのエレベーターは、けっこう速度が遅いです。
日本のエレベーターも、分速30m~60mとメーカーによってスピードに幅がありますが、僕が住んでいるマレーシアのタワマンのエレベーターは、かなり遅いものが使われていると思います。
最上階に住んでいる人は、僕がエレベーターに乗っている時間の5~6倍は長く乗らないといけませんので、低層階に住むことはそれだけアクセスが楽ということになります。
次のメリットとしては、値段が安いということがあります。
つまり、賃貸に出したときの利回りは上層階よりも高くなります。
また、将来的に売却する場合、上層階よりも価格が手頃なので、同じコンドミニアム内では売りやすいということがあります。
どの国でも一緒ですが、所得層というのはピラミッドになっています。
例えば、タワマンの上層階を買える人と、低層階を買える人をピラミッドとして考えると、当然、低層階の方が買い手は多くなります。
買い手が多くなるということは、それだけ価格が上昇する可能性も高くなるということになります。
タワマン低層階のデメリット
低層階のデメリットとしては、当然、上層階よりも見晴らしが悪くなるという点です。
ただ、実はこれくらいしかデメリットはないのではないかと思います。
僕が住んでいる8階も全然低いという感じはしませんし、それなりに開けているので、見晴らしもまあまあ良いです。
メリット・デメリットを比較してわかること
このような感じで、上層階と低層階を比較してみると、けっこう面白いですね。高層階の唯一のメリットである見晴らしの良さや優越感に浸れるのも、恐らく最初の一週間くらいのものでしょう。
景色は絶対に見慣れてしまいます。最初のうちはすごく綺麗だなと感動しても、次第にレースのカーテンをして、外を見る機会も減ってしまうと思います。
遊びに来てくれる友人がいないと、最上階に住んでいるという自慢もできず、却って寂しく感じてしまうこともあるでしょう。
なぜスーパー金持ちはタワマン上層階を買うのか?
このように比較すると、自分で住む場合でも、投資をする場合でも、最上階を買うことはあまり合理的ではないことがわかります。でも、成り上がりやスーパー金持ちは最上階を買いますよね。
その理由はズバリ、相続対策です。
最上階は、低層階よりも相続評価が大きく下がりやすいです。
ここでは詳しくはお話ししませんが、以前、相続対策として「タワマン節税」というものがすごく流行っていました。
あまりにもタワマン節税をする人が多かったので、国税局が規制を少し厳しくしたりはしていますが、いまだ上層階の方が低層階よりも資産の圧縮効果が高かったりします。
なので、最上階はスーパー金持ちしか買いません。
最上階を買うような人たちは、実は資産を増やそうと思って買うのではなくて、守るために買っているのです。
もし、これから資産を増やそうと思って買うのであれば、上層階は買ってはいけないということになります。
もしあなたがタワマンを買うようなことがあれば、ぜひ参考にしてください。
▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら
