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家を建てるならハウスメーカーと工務店、どっちが良い?

公開日: 2023年03月09日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今回は、「家を建てるなら、ハウスメーカーと工務店、どちらが良いのか?」というテーマでお話をしていきます。

マイホームで戸建てを購入する場合、

・建売業者から買うパターン
・土地を購入して注文住宅を建てるパターン


の2つのパターンがあります。

このうち、注文住宅を建てる際には、

・ハウスメーカーで建てる
・工務店で建てる


の2つのパターンがあります。

これを、一体どちらにするのか?というのが、大きな悩みどころというわけです。

注文住宅では、建売住宅のように実際の建物を見て選ぶことができません。ですので、なるべく失敗しないように、慎重になった方が良いでしょう。

そこで今回は、注文住宅を建てる際のハウスメーカーと工務店のメリット・デメリットを解説していきます。

将来の家づくりの判断基準となること間違いありません。ぜひ最後までご覧ください!

 

ハウスメーカーに注文住宅を依頼するメリット・デメリット

まずは、ハウスメーカーに注文住宅を依頼するメリット・デメリットを解説します。

 

メリット


ハウスメーカーは、「プレハブメーカー」とも呼ばれています。

プレハブとは、建築物の一部または全ての部材をあらかじめ工場で製作し、建築現場で建物として組み立てる建築工法のことです。そのため、建物の建材がしっかりしているというのが大きなメリットです。

また、住宅展示場に行くと、夢のような住宅が展示されていますよね。つまり、デザイン性も抜群なんですね

そして、会社自体もしっかりしていることから、追加工事の後出しジャンケンが少ないという点も大きなメリットです。

例えば、住宅カタログを見ながら、「この照明ではなく、この照明を選びたいな・・・」ということがあったりしますよね。

その際、ハウスメーカーでは、「この商品はグレードが違いますので、費用に増減が発生します」ときちんと説明があり、見積もりを出ししてもらった上で発注することができます。

そういうところは、ハウスメーカーならではのメリットだと思います。

 

デメリット


デメリットはめちゃくちゃ高いということです。はっきり言って、建売業者よりも2~3割高いです。

家を買うためには、まず土地を買う必要がありますよね。土地を購入するためには、

・不動産業者から仲介で買うか
・不動産業者の売り物件を買うか

という2つの選択肢があると思います。

いずれにせよ、「建築業者は決まっていますか?」と必ず不動産業者から聞かれます。

そこで、もしも不動産業者からハウスメーカーを紹介してもらうとなると、不動産業者にバックマージンが入ることになります。

つまり、そのハウスメーカーの見積もりの中には、バックマージンが乗っていると考えた方が良いということです。まあ、これはみんなビジネスでやっているわけですから、仕方のないことでしょう。

あとは、設計変更に制限があるというのもデメリットです。

先ほどもお話しした通り、ハウスメーカーはプレハブメーカーと言われているくらいですから、工場で部材の規格が決まっています。ですので、「この規格だからこそ、この価格でできるんです!」という見せ方をしている会社もあります。

そのため、設計変更をして構造が変わってしまうと、コストが上昇してしまったり、そもそも設計ができないということもあったりするため、注意が必要です。

 

ハウスメーカーのメリット・デメリットまとめ


まとめると、ハウスメーカーで注文住宅を建てる人は、「お金はあるけれども、建築は素人」という人にオススメです。

仮に料金が高くついたとしても、家づくりに失敗したくない人は、ハウスメーカーで建てるのが無難でしょう。

 

工務店に注文住宅を依頼するメリット・デメリット

次に、工務店に注文住宅を依頼する際のメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

メリット


メリットは何より、自由設計で好きな家を建てられるということです。

もちろん、建築費の高騰が進行する昨今ですから、価格はそこそこ高いものの、ハウスメーカーに比べたらずっと安いです。

 

デメリット


デメリットの1つ目は、会社によって当たりはずれが大きいということです。工務店は、会社の規模や社歴など、千差万別です。その工務店が施工した物件を外側からでも見に行ったりして、ちゃんとチェックしないとババを引く可能性があります。

2つ目は、設計はしっかりしていても、思っていた住宅と異なるものができることがある、ということです。良くも悪くも職人さんが作っているので、相手が素人だとタカをくくり、「日本の家とはこういうものだ!」と、相談なく進むことがあります。

そのため、

・雨樋の位置で、意匠的に外観の見栄えが悪くなったり
・建材の色も、相談なく指定されて作られたり
・想定していなかったところに、梁が出ていたり柱があったり

・・・ということが往々にしてありますので、注意した方が良いでしょう。

3つ目は、追加費用が発生することがあるという点です。

「この商品を選んだのだから、高くなるのは当たり前だ」と、後から追加費用を請求され、予算オーバーになることが多々あります。

そして極め付けは、現場の管理が雑ということです。

工務店は職人さんたちが運営しているので、現場管理が雑なんですよね。ゴミが散乱している現場は、管理されていない証拠です。絶対に良い建物が建つことはありません。

良質な工務店、ハウスメーカーを選ぶポイントは「現在進行形で建築中の現場を必ず見ておけ」ということです。

 

工務店のメリット・デメリットまとめ


安くて自由設計ができるけど、デメリットも多い。これが工務店の特徴です。

工務店で建築を依頼する場合には、しっかりとした設計監理を入れておくのが重要です。

工務店に依頼するのであれば、発注する施主側も建築にある程度詳しくなっておくべきでしょう。でないと、安物買いの銭失いになりかねません。きちんと知識を蓄えてから依頼するのが良いでしょう。

 

ちなみにウラケンは・・・断然〇〇を選びます

最後に。こんなお話をしておいてなんですが、僕自身は断然賃貸派です

よく「自宅は持ち家か賃貸か?」という議論がありますが、基本的には賃貸をオススメしています。

ただし、僕は持ち家を購入すること自体に反対なのではなく、経済的に余裕があるのであれば、持ち家を持っても良いと思っています。

そのため、僕もあと10年以内には持ち家を持ちたいと思っているところです。

そして、僕が依頼するのはハウスメーカーか?工務店か?というと、間違いなく工務店に頼みます

というのも、僕は建築の専門家です。

賃貸派を貫いていたため、自宅を建てたことはないものの、これまでのキャリアで、他人の家の設計を企画したり、建築したりしたことは何回もあります。

また、すでに「この人に頼みたい!」という設計デザイナーもいて、あとは良い土地が見つかるかどうか、というところです。

そんなわけですから、僕の場合はハウスメーカーに依頼する理由がないんですよね。

 

まとめ

というわけで、今回は「家を建てるなら、ハウスメーカーと工務店、どっちがベスト?」というテーマで解説をしてきました。

もちろん、どちらにも一長一短がありますから、それぞれのご家庭のニーズに合わせて選択していただければと思います。ぜひ参考にしてみてください!


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