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ゼロ円のリゾートマンションは購入しても大丈夫なのか?注意点を解説!
公開日: 2023年03月27日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、リゾートマンション投資、いわゆる「リゾマン投資」について考えてみたいと思います。
というのも、最近はリゾマンの価格が上昇しているらしいんですよね。
そこで今回は、リゾマンの価格上昇の背景と、リゾマン物件購入時の注意点について、わかりやすく解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
リゾートマンションの価格が上昇中!その背景とは?
リゾートマンションといえば、昭和バブル期に建てられた、
・越後湯沢
・苗場
などが有名ですね。
中でも、特に最近は越後湯沢の物件価格が上がっているらしいのです。
越後湯沢のリゾマン価格は、どのくらい上がっているのか?
では、越後湯沢のリゾマン価格はどのくらい上がっているのでしょうか?
コロナの前と後で比較すると、販売価格はおよそ1.5倍~2倍に上昇していて、具体的には200~300万円から売りに出されている物件が多いです。
80年代にリゾマンがブームになった時は、それこそ1億円という価格で販売されていた物件もザラですから、破格の値段といえるでしょう。
また、賃貸の家賃は変わらないものの、賃貸の仲介件数も1.5倍へ増加しているそうです。
上昇の背景には、移住組の増加があり
では、なぜ今ここまでリゾマンの価格が上がっているのでしょうか?
それは、移住組が増えていることが大きな理由となっています。
というのも、湯沢町では街をあげて移住者を支援しているんですね。
人口が減少し、街が廃墟のようになっていくのを避けるために、移住者支援政策を推進してきたのです。
そんな中、コロナ禍でテレワークが普及することにより、地方移住を検討する人が増えてきました。こうした状況下で移住が増えているというわけです。
例えば、湯沢町の移住支援制度にはこんなものがあります。
<湯沢町の移住支援制度の具体例>
・家を借りる際の家賃補助
・物件購入資金の補助
・移住支援金の一時金として、二人世帯には最大100万円を補助
・事業者がサテライトオフィスとして拠点を開設する際は最大200万円補助
・新幹線の定期代を助成
いかがでしょうか?なかなか大盤振る舞いの移住支援制度じゃないでしょうか。
こうした町の努力と、時代の追い風という相乗効果により、最近では移住者が増え、結果的にリゾートマンションの需要が高まって価格が上がってきているということです。
湯沢町には新幹線の停車駅(越後湯沢)がありますから、片道75分ほどで東京に行けます。移住組にとっては良いエリアといえるでしょう。
リゾートマンション物件、購入時の注意点とは
とはいえ、バブル期に建てられたリゾマンには注意が必要です。どのような点に気をつけるべきか、具体的に見ていきましょう。
ブーム全盛期からすると破格の相場。特に、苗場の物件には御用心
まず、ピンポイントで恐縮ですが、苗場の物件には注意しましょう。
バブル時の苗場は、屈指のおしゃれリゾートとして名高く、1億円、10億円という価格帯でリゾマンが販売されていました。
当時の購入者は、ほとんどが投資目的でリゾマンを購入していましたが、その後バブルが弾け、スキーブームも終焉。人が来なくなり、販売価格は劇的に落ち込んでいきました。
物件価格が下がっても、管理費用は毎月かかるわけですから、その負担はとてつもなく大きいものです。
管理費の滞納も多く、安くても売り払ってしまった方が良いという人が続出します。
今や、10万円どころか0円といった破格の値段で叩き売られている状況です。
移住人気が高まっている越後湯沢に比べて、苗場はアクセスも悪く、スキー以外に用事がない街です。
最近、シリコンバレー銀行が破綻して、そのイギリス法人をHSBCが1ポンドで買収する、というニュースがありましたよね。
苗場のリゾマンの現状は、まさしくシリコンバレー銀行と同じ状況と言えます。
管理費を滞納しすぎて払えなくなっていて、「無料で良いからもらってよ」という具合なのです。
ということで、よほどの思い入れがない限り、苗場の物件には近づかない方が良いでしょう。
管理費用を滞納していないかどうか確認せよ
エリア以外の注意点でいうと、管理費用を滞納していないかどうかを必ず確認しましょう。
リゾマンの中には、管理費用を数百万、数千万円も滞納している物件もあります。
そのような物件を購入した場合、その管理費を精算しないと、共有施設を使うことができません。
そればかりか、他の所有者の滞納も多く、建物自体がまともに管理されていないケースもあります。こうした物件では、設備が古くなって動かない・・・ということもザラです。
ということで、リゾマンを購入する時は、
・購入しようとしている部屋の管理費の滞納履歴
・管理組合の全体の運営が、管理費で賄われているか?
をしっかりチェックするようにしましょう。
大規模修繕がきちんと行われているかどうかを確認せよ
また、リゾマンはブーム時に建設されてから30年以上が経過していますから、当然のごとく大規模修繕が必要になってきます。
しかし、管理費が支払われていない物件が多いので、大規模修繕が実施されていない物件も多いのではないかと思います。
ですので、大規模修繕がきちんと行われているかどうかを、事前に確認しておきましょう。
まぁ、仮に大規模修繕が一度も行われていなくとも、その物件の管理状況が良いと判断できれば買っても良いかもしれませんが・・・。
100万円以下の物件には、ほぼトラブルあり。現地確認は必須
特に、100万円以下の物件には、ほぼトラブルがあると考えておいた方が良いでしょう。
もちろん、100万円以上であれば安心というわけでもありません。
しっかり管理状況を確認し、
・人がちゃんと住んでいるか?人の流れがあるか?
・物件が負のオーラを纏っていないか?
を必ず現地で確認しましょう。
そうでないと、購入しても将来の出口が見えなくなるだけなので、注意が必要です。
まとめ
というわけで、今回は「ゼロ円のリゾートマンションは買っても大丈夫か?」というテーマで解説をしてきました。
“限界ニュータウン”ならぬ“限界リゾマン”を購入する際には、ぜひ気をつけてみてください。
また、2年ほど前に、YouTubeでアップしたリゾマンの動画は、今では10万回以上再生されています。そちらもぜひ併せてチェックしてみてください!
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、リゾートマンション投資、いわゆる「リゾマン投資」について考えてみたいと思います。
というのも、最近はリゾマンの価格が上昇しているらしいんですよね。
そこで今回は、リゾマンの価格上昇の背景と、リゾマン物件購入時の注意点について、わかりやすく解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
リゾートマンションの価格が上昇中!その背景とは?
リゾートマンションといえば、昭和バブル期に建てられた、・越後湯沢
・苗場
などが有名ですね。
中でも、特に最近は越後湯沢の物件価格が上がっているらしいのです。
越後湯沢のリゾマン価格は、どのくらい上がっているのか?
では、越後湯沢のリゾマン価格はどのくらい上がっているのでしょうか?
コロナの前と後で比較すると、販売価格はおよそ1.5倍~2倍に上昇していて、具体的には200~300万円から売りに出されている物件が多いです。
80年代にリゾマンがブームになった時は、それこそ1億円という価格で販売されていた物件もザラですから、破格の値段といえるでしょう。
また、賃貸の家賃は変わらないものの、賃貸の仲介件数も1.5倍へ増加しているそうです。
上昇の背景には、移住組の増加があり
では、なぜ今ここまでリゾマンの価格が上がっているのでしょうか?
それは、移住組が増えていることが大きな理由となっています。
というのも、湯沢町では街をあげて移住者を支援しているんですね。
人口が減少し、街が廃墟のようになっていくのを避けるために、移住者支援政策を推進してきたのです。
そんな中、コロナ禍でテレワークが普及することにより、地方移住を検討する人が増えてきました。こうした状況下で移住が増えているというわけです。
例えば、湯沢町の移住支援制度にはこんなものがあります。
<湯沢町の移住支援制度の具体例>
・家を借りる際の家賃補助
・物件購入資金の補助
・移住支援金の一時金として、二人世帯には最大100万円を補助
・事業者がサテライトオフィスとして拠点を開設する際は最大200万円補助
・新幹線の定期代を助成
いかがでしょうか?なかなか大盤振る舞いの移住支援制度じゃないでしょうか。
こうした町の努力と、時代の追い風という相乗効果により、最近では移住者が増え、結果的にリゾートマンションの需要が高まって価格が上がってきているということです。
湯沢町には新幹線の停車駅(越後湯沢)がありますから、片道75分ほどで東京に行けます。移住組にとっては良いエリアといえるでしょう。
リゾートマンション物件、購入時の注意点とは
とはいえ、バブル期に建てられたリゾマンには注意が必要です。どのような点に気をつけるべきか、具体的に見ていきましょう。ブーム全盛期からすると破格の相場。特に、苗場の物件には御用心
まず、ピンポイントで恐縮ですが、苗場の物件には注意しましょう。
バブル時の苗場は、屈指のおしゃれリゾートとして名高く、1億円、10億円という価格帯でリゾマンが販売されていました。
当時の購入者は、ほとんどが投資目的でリゾマンを購入していましたが、その後バブルが弾け、スキーブームも終焉。人が来なくなり、販売価格は劇的に落ち込んでいきました。
物件価格が下がっても、管理費用は毎月かかるわけですから、その負担はとてつもなく大きいものです。
管理費の滞納も多く、安くても売り払ってしまった方が良いという人が続出します。
今や、10万円どころか0円といった破格の値段で叩き売られている状況です。
移住人気が高まっている越後湯沢に比べて、苗場はアクセスも悪く、スキー以外に用事がない街です。
最近、シリコンバレー銀行が破綻して、そのイギリス法人をHSBCが1ポンドで買収する、というニュースがありましたよね。
苗場のリゾマンの現状は、まさしくシリコンバレー銀行と同じ状況と言えます。
管理費を滞納しすぎて払えなくなっていて、「無料で良いからもらってよ」という具合なのです。
ということで、よほどの思い入れがない限り、苗場の物件には近づかない方が良いでしょう。
管理費用を滞納していないかどうか確認せよ
エリア以外の注意点でいうと、管理費用を滞納していないかどうかを必ず確認しましょう。
リゾマンの中には、管理費用を数百万、数千万円も滞納している物件もあります。
そのような物件を購入した場合、その管理費を精算しないと、共有施設を使うことができません。
そればかりか、他の所有者の滞納も多く、建物自体がまともに管理されていないケースもあります。こうした物件では、設備が古くなって動かない・・・ということもザラです。
ということで、リゾマンを購入する時は、
・購入しようとしている部屋の管理費の滞納履歴
・管理組合の全体の運営が、管理費で賄われているか?
をしっかりチェックするようにしましょう。
大規模修繕がきちんと行われているかどうかを確認せよ
また、リゾマンはブーム時に建設されてから30年以上が経過していますから、当然のごとく大規模修繕が必要になってきます。
しかし、管理費が支払われていない物件が多いので、大規模修繕が実施されていない物件も多いのではないかと思います。
ですので、大規模修繕がきちんと行われているかどうかを、事前に確認しておきましょう。
まぁ、仮に大規模修繕が一度も行われていなくとも、その物件の管理状況が良いと判断できれば買っても良いかもしれませんが・・・。
100万円以下の物件には、ほぼトラブルあり。現地確認は必須
特に、100万円以下の物件には、ほぼトラブルがあると考えておいた方が良いでしょう。
もちろん、100万円以上であれば安心というわけでもありません。
しっかり管理状況を確認し、
・人がちゃんと住んでいるか?人の流れがあるか?
・物件が負のオーラを纏っていないか?
を必ず現地で確認しましょう。
そうでないと、購入しても将来の出口が見えなくなるだけなので、注意が必要です。
まとめ
というわけで、今回は「ゼロ円のリゾートマンションは買っても大丈夫か?」というテーマで解説をしてきました。“限界ニュータウン”ならぬ“限界リゾマン”を購入する際には、ぜひ気をつけてみてください。
また、2年ほど前に、YouTubeでアップしたリゾマンの動画は、今では10万回以上再生されています。そちらもぜひ併せてチェックしてみてください!
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