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不動産のポンジスキームって、どんな詐欺?

公開日: 2023年04月18日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今回は不動産業界、金融投資詐欺でよく耳にする、「ポンジスキーム」について取り上げてみます。

この詐欺のことを、「スポンジ詐欺」「スポンジスキーム」と間違えて言ってしまう人もたまにいますが、「“スポンジ”詐欺」ではなく「“ポンジ”詐欺」ですのでお気をつけください(笑)

冗談はさておき、ポンジスキームとは一体どんな詐欺なのか?騙されないためにはどうしたら良いのか?具体的に解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!

 

ポンジスキームとは、一体どんな詐欺?

まず、ポンジスキームという詐欺は、“チャールズ・ポンジ”という人が考案した伝説の詐欺スキームのことを言います。1910~1920年代の頃のお話です。

ポンジスキームが一体どんな詐欺かというと、

集めた出資金を、投資で運用しているように見せかけながら、実際は運用せずに、その一部を出資者である顧客に配当として出していくスキーム

のことを言います。

例えば、「架空の不動産を、利回り10%の元本保証で、1口500万円で販売」する手口を考えてみましょう。

購入者が1口500万円でこの商品を購入したとします。

すると、しばらくは配当金を受け取ることができます。利回り10%ですから、配当金は50万円です。かなり美味しいですよね。

そして、この手の投資商品は、大抵は高額な紹介料が付きもので、購入者は安心な投資商品として友達に勧めます。その結果、投資家が鼠算式に増えていくというわけです。

しかし、実態は運用収益による配当金ではなく、出資者から集めたお金で配当を出しているだけに過ぎません

そうとは知らない購入者は、「はじめは怪しいと思ったけれど、きちんと配当を出してくれるから安心だ」と思ってしまうのです。

そして、その後もしばらくは配当金が支払われ続けるのですが、半年~1年ほどが経過すると、配当金が一切支払われなくなり、担当者とも連絡が全く取れなくなります。

そうです。その時にはすでに、大元の詐欺師はとんずらしているというわけです。もう十分に出資金を集め終わったわけですね。

ここで、購入者はようやく詐欺だということに気づきます。

慌てて詐欺師と連絡を取ろうとしても、もう後の祭り。詐欺師はとんずらしていますから、そうやすやすと捕まえることはできないというわけです。

 

ポンジスキームは、人間の欲望がある限り不滅。騙されないためにはどうすればいい?


このポンジスキームは、100年前にできた古典的な詐欺スキームです。

しかし、100年経っても未だに騙される人がいるんですよね。

現代でも多くの被害が発生しており、何年かに1度は大きな被害が起きているイメージです。

人間というのは欲深いもので、いつの時代も

「楽して稼ぎたい」
「安定・安全に、利回り高く稼ぎたい」

という欲求があります。

こうした欲求がなくならない限り、こうした詐欺も、被害者もいなくなることはありません

では、騙されないためには一体どうしたら良いのでしょうか?

まず、美味しすぎる投資話は、ほぼ詐欺だと思ってください。

詐欺の3点セットと言われているものがあるのですが、それは

・高利回り
・元本保証
・毎月配当


というものです。こんなのあるわけじゃないじゃないですか。これは詐欺です。

また、メリットばかり強調して、リスクがほとんどない話は全部詐欺です。

美味しすぎる投資話は、ほぼ全部詐欺だと疑ってかかっても良いくらいです。

「自分だけは大丈夫!」と思っているのは危険ですので、十分にお気をつけください!


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