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不動産投資がサービス業である理由。満室経営にはサービス精神が必要不可欠な時代へ
公開日: 2023年04月22日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、不動産投資の本質に切り込んでいきたいと思います。
まず皆さんにお聞きしたいのは、
「不動産投資って、何業だと思いますか?」
ということです。
「投資」と名前がついているから、投資業でしょうか?それとも、賃貸業や不動産業でしょうか?
人によって、いろいろな意見があると思います。
しかし、ここで大事なのは、「自分のビジネスが何業に当たるのか?」をしっかり認識しておくことです。
自分のビジネスの理解をしっかり深めることで、事業を安定させ、拡大させることができます。
そこで今回は、不動産投資は何業に該当するのか?そして、その理由を解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
不動産投資はサービス業である
はじめに結論を申し上げると、僕は昔から、不動産賃貸業のことを「サービス業」だと捉えています。
しかも、成功されている大家さんは、例外なく自分の仕事をサービス業だと捉えています。
もちろん、中には「不動産投資は、あくまでも投資だ」と捉えている人もいます。
ただし、そういう投資家は、どちらかというと不動産の売買で儲けている人だと思います。
不動産の売買で儲けている人は、言ってしまえばプロレベルの投資家です。「業者」とも言えるでしょう。
ハイリスクな投資になってきますので、誰でもできることではありません。
一方、一般の方にとっての不動産投資は、賃貸経営によって安定したキャッシュフローを得ることが目的です。
売買を繰り返す不動産投資とは全く似て非なるものですので、そこは切り分けて考えた方が良いでしょう。
しかし、戦後の日本では賃貸業はサービス業ではありませんでした
しかし、実を言うと、戦後の日本では賃貸業はサービス業では全くありませんでした。
1990年前後のバブル期までの大家さんは、賃貸業をただの“チャリンチャリン事業”と捉えていて、サービス業と考えて運営していた人はほとんどいなかったと思います。
それは一体なぜかと言うと、昔は人口がどんどん増加していて、部屋が全く足りず、アパートを建てさえすれば儲かる、という時代だったからです(実際にそういった時代が戦後長く続きました)。
大して努力をしなくとも満室経営ができたわけですから、ほとんど手間がかからずに、チャリンチャリンと毎月家賃が入ってきたわけです。
そんな状態の仕事をサービス業と考えていた人は、当時の日本に存在するはずもなく、そもそも「仕事」だとすら思っていなかったのではないでしょうか。
人口減少の今、満室経営にはサービス精神が必要不可欠
しかし、今はどうでしょうか?
人口は減り続けており、日本には850万戸もの空き部屋があります。入居者を奪い合っている状況です。
そのため、現代の日本で賃貸経営をする大家さんには、様々なサービス精神が求められます。
昔と違い、サービス精神がないと入居者が決まらないというのが実態なのです。
では、現代の大家さんにはどのようなサービス精神が求められるのでしょうか?具体的に見てみましょう。
募集時:魅力的な部屋をアピールしないと、「お客様」の入居が決まらない
まず、入居者募集のフェーズにおいても、入居者が有り余っていた戦後の時代とは事情がまるで異なります。
魅力的な部屋を作るなど、満室にするための効果的な広告宣伝活動をしない限り、“お客さん”が入居してくれることはありません。
もはや、入居者ではなく、「お客様」と捉えるように変化しているわけです。
入居中:きめ細やかなサービスが必要
無事に入居が決まっても、それでめでたしめでたしというわけにもいきません。
“お客様”に心地よく住み続けてもらえるように、きめ細やかなサービスが求められます。
・問題があったら早急に対処する
・常に物件を綺麗に掃除しておく(ゴミ置き場など)
・騒音を出す住民をなだめたり、退去させたりする
・エアコン、給湯器が壊れたら即座に対応する
・下水の高圧洗浄をして排水管から臭いが出ないようにする
・契約更新時にはプロのクリーニングをプレゼント
・インターネットを無料で使い放題に
などなど、こういった工夫をしないと、満室経営を維持できなくなってきているのです。
空室が発生したとき:入居者の口コミをフル活用
さらに、退去が発生した時にもサービス精神が必要です。
仲介会社に客付け依頼をするだけでなく、既存の入居者に、「新たな入居者を紹介してくれたら、お礼をしますよ」などと言って、口コミを利用したりすることもあります。
当然、入居者が満足している状態であれば、口コミをしたくなりますよね。そのきっかけを作るということです。
例えば、商品券を渡したりして、紹介を募っている大家さんもいます。
こういったことを踏まえると、賃貸経営は完全にサービス業だという理由がお分かりになるのではないでしょうか?
まとめ
というわけで今回は、「不動産投資がサービス業である理由」というテーマで解説をしてきました。
これからも人口は減少していきますから、ますます空室は増え、限られた入居者を奪い合うようになっていくのは確実です。
とはいえ、だからといって不動産投資が稼げなくなった、というわけでは全くありません。
なぜなら、依然として多くの投資家さんは、不動産投資を“チャリンチャリン事業”だと思っているからです。
つまり、多くの投資家が未だに戦後の日本でビジネスをしている感覚でいるんですよね。
だから、今からでも遅くありません。
「賃貸経営とはサービス業だ」と認識して、サービス精神を持って取り組めば、地域でダントツになるのはそんなに難しいことではないと思います。
今回の記事を読んで、「そうか、賃貸経営はサービス業か!」ということに気づいた方は、今後はぜひサービス精神を前面に出して、賃貸経営をしていただければと思います。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、不動産投資の本質に切り込んでいきたいと思います。
まず皆さんにお聞きしたいのは、
「不動産投資って、何業だと思いますか?」
ということです。
「投資」と名前がついているから、投資業でしょうか?それとも、賃貸業や不動産業でしょうか?
人によって、いろいろな意見があると思います。
しかし、ここで大事なのは、「自分のビジネスが何業に当たるのか?」をしっかり認識しておくことです。
自分のビジネスの理解をしっかり深めることで、事業を安定させ、拡大させることができます。
そこで今回は、不動産投資は何業に該当するのか?そして、その理由を解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
不動産投資はサービス業である
はじめに結論を申し上げると、僕は昔から、不動産賃貸業のことを「サービス業」だと捉えています。
しかも、成功されている大家さんは、例外なく自分の仕事をサービス業だと捉えています。
もちろん、中には「不動産投資は、あくまでも投資だ」と捉えている人もいます。
ただし、そういう投資家は、どちらかというと不動産の売買で儲けている人だと思います。
不動産の売買で儲けている人は、言ってしまえばプロレベルの投資家です。「業者」とも言えるでしょう。
ハイリスクな投資になってきますので、誰でもできることではありません。
一方、一般の方にとっての不動産投資は、賃貸経営によって安定したキャッシュフローを得ることが目的です。
売買を繰り返す不動産投資とは全く似て非なるものですので、そこは切り分けて考えた方が良いでしょう。
しかし、戦後の日本では賃貸業はサービス業ではありませんでした
しかし、実を言うと、戦後の日本では賃貸業はサービス業では全くありませんでした。
1990年前後のバブル期までの大家さんは、賃貸業をただの“チャリンチャリン事業”と捉えていて、サービス業と考えて運営していた人はほとんどいなかったと思います。
それは一体なぜかと言うと、昔は人口がどんどん増加していて、部屋が全く足りず、アパートを建てさえすれば儲かる、という時代だったからです(実際にそういった時代が戦後長く続きました)。
大して努力をしなくとも満室経営ができたわけですから、ほとんど手間がかからずに、チャリンチャリンと毎月家賃が入ってきたわけです。
そんな状態の仕事をサービス業と考えていた人は、当時の日本に存在するはずもなく、そもそも「仕事」だとすら思っていなかったのではないでしょうか。
人口減少の今、満室経営にはサービス精神が必要不可欠
しかし、今はどうでしょうか?
人口は減り続けており、日本には850万戸もの空き部屋があります。入居者を奪い合っている状況です。
そのため、現代の日本で賃貸経営をする大家さんには、様々なサービス精神が求められます。
昔と違い、サービス精神がないと入居者が決まらないというのが実態なのです。
では、現代の大家さんにはどのようなサービス精神が求められるのでしょうか?具体的に見てみましょう。
募集時:魅力的な部屋をアピールしないと、「お客様」の入居が決まらない
まず、入居者募集のフェーズにおいても、入居者が有り余っていた戦後の時代とは事情がまるで異なります。
魅力的な部屋を作るなど、満室にするための効果的な広告宣伝活動をしない限り、“お客さん”が入居してくれることはありません。
もはや、入居者ではなく、「お客様」と捉えるように変化しているわけです。
入居中:きめ細やかなサービスが必要
無事に入居が決まっても、それでめでたしめでたしというわけにもいきません。
“お客様”に心地よく住み続けてもらえるように、きめ細やかなサービスが求められます。
・問題があったら早急に対処する
・常に物件を綺麗に掃除しておく(ゴミ置き場など)
・騒音を出す住民をなだめたり、退去させたりする
・エアコン、給湯器が壊れたら即座に対応する
・下水の高圧洗浄をして排水管から臭いが出ないようにする
・契約更新時にはプロのクリーニングをプレゼント
・インターネットを無料で使い放題に
などなど、こういった工夫をしないと、満室経営を維持できなくなってきているのです。
空室が発生したとき:入居者の口コミをフル活用
さらに、退去が発生した時にもサービス精神が必要です。
仲介会社に客付け依頼をするだけでなく、既存の入居者に、「新たな入居者を紹介してくれたら、お礼をしますよ」などと言って、口コミを利用したりすることもあります。
当然、入居者が満足している状態であれば、口コミをしたくなりますよね。そのきっかけを作るということです。
例えば、商品券を渡したりして、紹介を募っている大家さんもいます。
こういったことを踏まえると、賃貸経営は完全にサービス業だという理由がお分かりになるのではないでしょうか?
まとめ
というわけで今回は、「不動産投資がサービス業である理由」というテーマで解説をしてきました。これからも人口は減少していきますから、ますます空室は増え、限られた入居者を奪い合うようになっていくのは確実です。
とはいえ、だからといって不動産投資が稼げなくなった、というわけでは全くありません。
なぜなら、依然として多くの投資家さんは、不動産投資を“チャリンチャリン事業”だと思っているからです。
つまり、多くの投資家が未だに戦後の日本でビジネスをしている感覚でいるんですよね。
だから、今からでも遅くありません。
「賃貸経営とはサービス業だ」と認識して、サービス精神を持って取り組めば、地域でダントツになるのはそんなに難しいことではないと思います。
今回の記事を読んで、「そうか、賃貸経営はサービス業か!」ということに気づいた方は、今後はぜひサービス精神を前面に出して、賃貸経営をしていただければと思います。
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