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ペットのいる生活

公開日: 2023年06月09日

こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今年でマレーシアに移住して10年になりますが、今回は、移住して3年経った頃のお話をしようと思います。

2人の子供にも手がかからなくなってきたので犬でも飼おうか、という話になりました。

 

マレーシアでのペット事情

当時住んでいた街はペットフレンドリーな環境ということもあり、前の年から家族会議をしていたのです。

でも、ペットショップで売られている犬を買うのはちょっと気が引けてしまう。

かといって、ブリーダーから犬を買うというのもどうなのかね~?という気がしました。

なんだか人身売買みたいで嫌だなと。

犬でも、やっぱり縁というものを大切にしたいと思っていました。

というのも、以前、シンガポールの友人宅に招かれた時に、その友人が買っていた犬は保護シェルターからもらってきた犬でした。

雑種で警戒心が強い犬でしたが、慣れるととても可愛く、賢い犬。

このワンチャンが家族の絆を強めてくれているんだろうな、そんな気がしたのです。

こうしたシェルターにいる犬の里親になるのもいいのではないか?

調べてみると、マレーシアにも捨て犬のシェルターがあることがわかりました。

 

シェルターを訪問

家族の意向が決まり、さっそくシェルターを訪れると、ちょうど数日前に保護されたばかりのトイプードル(推定2歳/オス)がいました。

目ヤニが大量に付着し、やせ細り、皮膚病もわずらっていました。毛並みも浮浪者のようにボサボサ。

スタッフによると、捨て犬となって2ヶ月くらい放浪していただろうと。

偏見かもしれませんが、こちらの中華系の人たちは、ファッションのように犬を買い替える人も多いと聞きます。

犬を見ると「その犬いくら?」とまず犬の値段を聞かれることからも、ファッション性が強いのかなぁと思います。

マレーシアでは、しつけ教室もほとんどなく、犬の飼い方を知らない人が少なくありません。

飼い主のいうことを聞かず、邪魔になった犬は、自然に返すがごとく首輪を外して外へ逃してしまう、そんな飼い主も多いと聞きます。

犬を本来の自然に戻すだけなのだから、問題ないでしょ?

そんな軽い気持ちをもった中華系の飼い主は多いそうです。

そんなこんなで、ご縁あって我が家にやってきた捨て犬。

Lotti(ロッティー)と名付けました。

ドイツ語で「自由な子」という意味です。

元来、トイプードルは、小型犬の中で一番頭が良い犬とされています。

ですが、ここから我が家の犬のしつけ大作戦が始まります。

家の中では大人しくしていますが、散歩につれていき、他の犬に出くわすと異常に興奮して狂ったように吠えまくり、飛びかかろうとするのです・・・(涙)。

それまで、私が思い描く愛犬のいる生活はこうでした。

毎日、犬と歩幅を合わせて仲良くお散歩、愛犬を傍にカフェでゆったり優雅にパソコンでお仕事・・・。
すると、純白のトイプードルが向かいからやってきて、リードを握っているタンクトップ姿のセクシー美女と会釈をかわし...むふふふ


な~んていう私の淡い期待は、お散歩デビューでガラガラと崩れ去りました。
小型犬に引っ張られるウラケン・・・。(笑)

その興奮度合いはかなりひどく、この吠えグセのせいで前の飼い主のところではお散歩もロクにさせてもらえなかったのでしょう。

だから余計に問題行動がエスカレートしていったのではないかと想像しました。

 

ストレス発散で多くの問題行動は解決する

これは、最初からしつけ直さないと・・・。でも、しつけ方なんて全然知らない・・・。

そこでいろいろ調べた結果、参考にしたのは、アメリカの神ドッグトレーナーといわれるシーザー・ミラン氏の動画でした。

彼は、殺処分寸前の問題犬もすぐにしつけてしまうカリスマです。

そこで、彼の教えに従ってしつけることにしてみました。

 

しつけは繰り返し


まずは、飼い主を主人だと認識させる

そして、問題行動をしたら叱る、良いことを聞いたら褒める、単純ですがこれを繰り返すということが重要ということでした。

犬の脳は、一つの行動に対して一つのことだけしか関連づけて記憶できないといいます。

また、吠えようが、何しようが、積極的にお散歩に連れて行きました。

良い行動をとったら、おやつを一粒あげる。

水族館のイルカショーと同じしつけ方ですね(笑)

頻繁にお散歩させることでストレスを発散させることができます。

私もマレーシアにいるときは、とにかく原稿と格闘してストレスが溜まっているので、犬との散歩はいいリフレッシュになります。

一緒に散歩しながら、他の犬との接触も少しずつ増やしていきました。

最初は興奮していますが、近づけると尻尾を振ってお互いのお尻の匂いをかぎあって挨拶を交わします。

なんだか、最初はいやらしい感じがしますが、犬がお尻の匂いを嗅ぎ合うのは、人間でいう名刺交換のようなものだそう。

犬の肛門付近には、肛門囊(こうもんのう)という囊があり、そこから犬の情報が詰まった肛門線という分泌物がでています。

この匂いを元に、犬は相手の色んな情報を記録していくそうなのです。

そして匂いを嗅いで満足したら、また良い子で歩き出します。

こんな感じで半年が経過。

次第に知り合いのワンチャンも多くなってきて、他の犬をみても飛びかかったり、吠えたりしなくなったのです!

もちろん、膀胱がパンパン(笑)のときは勢い良くお散歩に飛び出していきますが、10分、15分程度、自由に匂いを嗅がせたり、トイレをさせたりした後は、飼い主に寄り添って歩いてくれるようにもなりました。

ついに、犬を連れて優雅にお散歩する。

僕の夢がかなったのです!

犬を連れていれば、飼い主同士、軽く会話を交わしたりもします。もちろん英語で(笑)

私にとっても、これがとても良い気分転換になって、また仕事に向かうことができます。

いやー、犬のいる生活がこんなに素晴らしいものとは思いませんでした。

愛犬のおかげで家族が一つにまとまっている、そんな気すらします。

 

まとめ

シーザー・ミランさんは、犬の問題行動は、飼い主の問題に起因しているのだといいますが、会社と顧客、社長と社員、親と子の関係も同じ!(汗)

相手は自分を映す鏡」ということを、犬は人間よりも本能的に感じているのかもしれません。

Lottiのしつけの様子は、YouTubeのウラケン不動産で「超簡単!愛犬のしつけ方」として公開しています。

ペット可マンションの入居者用ガイダンスとしても活用できるかもしれません。(笑)

ぜひご笑覧いただけたらと思います。

ということで、今回はペットのいる生活についてお伝えしました。


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