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昭和バブルと令和バブルの決定的な違いとは?令和バブルでは、投資をしないと貧乏になる!

公開日: 2023年06月29日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今回は「昭和バブルと令和バブルの決定的な違いとは?令和バブルでは、投資をしないと貧乏になる!」というテーマでお話をしていきます。

最近、株価や不動産価格の上昇が続いていて、「今は令和バブルなのではないか!?」と言われていますよね。

資産運用をしている人の中には、株価や不動産価格の上昇に喜んでいる人も多いと思います。

かくいう僕も、保有している金融資産や不動産の価値が上がって喜んでいるところです。

しかし、日本人には昭和バブルの苦い経験があります。

そのため、昨今のマーケットの熱狂ぶりをみて、「このバブルもいつか弾けるのではないか・・・」と警戒している人も多いのではないでしょうか。

ただし、昭和と令和のバブルを比べると、その状況には大きな違いがあることを忘れてはいけません。

そこで今回は、昭和バブルと令和のバブルの特徴をおさらいし、根本的にどう異なるのか?について解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!

 

昭和バブルを振り返ってみる

まずは、昭和バブルについて一通りおさらいしておきましょう。

 

昭和バブルの要因


昭和バブルの直接の原因は、1985年のプラザ合意です。

これは簡単にいうと、「参加各国が外国為替市場に協調介入して、ドル高を是正しましょう」という内容で、プラザ合意ののち、円高が急速に加速していきました。

その後、ルーブル合意によって為替相場は安定したものの、円高不況に対する懸念から日本銀行は低金利政策を継続、その結果、不動産や株にお金が流れ込み、バブル景気が引き起こされました。

 

金利


当時、住宅ローンの金利の最高値は、都銀の変動金利の最高値で8.5%でした。
1985年からバブル崩壊まで、住宅ローン金利の平均値も4%台でした。

 

不動産


当時の不動産は、家賃収入を目的とする投資ではなく、キャピタルゲイン(売買益)を狙う投資でした。つまり、「投機」の対象となっていたんですよね。

その証拠に、利回り1%台の不動産を金利6%台のローンで購入する人がほとんどでした

中には、午前中に売買をまとめて、午後には転売が決まるような取引もあった・・・と聞いています。

当時、不動産売買の際には、仲介を行う業者が何人もいて、

・元付はAという業者なのに
・その間にB,C,D,E・・・と複数の業者が介在して
・最終的にはFという業者が買主を見つける

というように、様々な業者が一つの取引に群がっていました。

仲介手数料は今と同じように3%でしたが、取引額が大きかったため、仲介手数料を山分けしても十分な利益があったわけです。

僕も、とある売り土地情報の打ち合わせのために待ち合わせ場所の喫茶店に行くと、個人事業主レベルの不動産業者が5人も6人も集まっていたという経験があります。

当然、誰が元付なのかわからない状態です(笑)。

こんな感じで、バブル当時の不動産業者はあらゆる取引に群がり、みんな熱狂していたんですよね。

しかし、昭和バブルの不動産投資はキャッシュフロー的には逆ザヤです。転売益が目的だったため、早く転売して利益を確保しないと大損するリスクがありました。

不動産業の業界人は、「この熱狂ぶりは異常だ」と認識していて、みんなでババ抜きをしていた感があったわけです。

「最後にババを摑まされるかもしれない」ということで、誰もが早く売り抜けようとしていました。

 

対象:国民全員


今と違って、昭和バブルは国民全員が浮かれていて、金回りが良かったと思います。

僕の父親のボーナスが100万円を超えたのもこの頃で、100万円の帯付きの束を見せびらかされた記憶があります(笑)

昭和バブルの象徴といえば、

・トレンディドラマ(バブル前後に制作されたドラマ)
・ワンレン・ボディコン(バブル時代の女性のファッションスタイル)
・ジュリアナ東京(ディスコ)
・ダブルのビジネススーツ

どれも今となっては懐かしい思い出ですが、当時は本当に国民全員が浮かれていました。

 

令和バブルは昭和と何が違うのか?

しかし、今は昭和とは全く違いますよね。現在の令和バブルについても一通りおさらいしておきましょう。

 

令和バブルの要因


令和バブルの原因ははっきりしています。

世界的な国際バブルが原因となり、コロナ対策で刷った有り余るお金が株式・不動産市場に流れた結果、世界中でインフレが起こったわけです。

そして、コロナからの出口戦略としての金融緩和/引き締めによって為替が大きく動き、その過程で株価や不動産にお金が流れていったわけです。

 

金利


今の住宅ローン金利は0.5%程度なので、昭和バブルと比べ大きな差があります。

本来、インフレになると金利は上昇するものですが、日本はGDP比で世界一の負債を抱える国なので、構造的に政策金利をあげることができません。

 

不動産


不動産価格が上がって利回りは低下していますが、ローン金利は未だ低いので、うまく運用すればキャッシュフローも出る状態です。

つまり、昭和バブルとは異なり、キャッシュフローは逆ザヤにはなっていないんですね。

今後、円安を利用して、海外から大量の投資マネーが入ってくると思います。特に、都市部の不動産は、海外勢に引き続き買われていくでしょう。

彼らは長期保有してキャッシュフローを出していくので、昭和のように不動産バブルが弾けて、価格が大幅に下がることはないと僕はみています。

 

対象:投資をしている人限定


昭和バブルでは日本国民全員が潤っていたのに対し、令和バブルでは投資をしている人しか潤っていないのが特徴です。

つまり、投資を勉強し、実行に移していかないと、資産格差はますます開いていくことになると思います。

 

まとめ

というわけで今回は、「昭和バブルと令和バブルの決定的な違いとは?令和バブルでは、投資をしないと貧乏になる!」というテーマで解説しました。

昭和バブルとは異なり、今回のバブルはしばらく続く可能性が高いです。

このビッグウェーブにうまく乗れるように投資を実践していかないと、格差社会の下層に埋もれてしまいかねません。

引き続き、一緒に勉強していきましょう!


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