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ドル円154円突破!それでも新NISAで投資すべきか?

公開日: 2024年04月22日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

円相場が「1ドル=154円台」と、34年ぶりの円安水準が続いています。

先月マイナス金利を解除したにもかかわらず、円安が止まらなくて、さすがにもう日本中がザワついている感がありますよね。

円安になると、輸入に頼っている製造業が苦しいのはもちろんのこと、輸入食材なども値段が上がり、国内の物価もどんどん上がってしまいます。

コストプッシュ型の悪性インフレが日本をますます苦しめる構図になってきているわけです。

 

日銀の為替介入は焼け石に水

止まらない円安を見かねて、日銀が為替介入をするとかしないとか言っていますが、はっきり言って僕は焼け石に水だと思っています。

なぜなら、最低でも今後30年間は長期的な円安トレンドだと思っているからです。

これは以前のブログでもお話ししましたが、1985年のプラザ合意以降、長らく円高トレンドが続いていました。

その潮目が変わったのが2007年のリーマンショックで、急激に円が買われるようになり、2011年には1ドル75円まで円高が進みました。

その後、日本が異次元の金融緩和をした結果、円安の流れになったというわけです。

 

今後30年は円安トレンドが続く理由

これから先、日本は超高齢社会で人口も減りますから、構造的に価値が生み出せなくなっていきます。

さらにこの30年間はずっとデフレで、日本は他の先進国に比べて2周半くらい遅れを取っています。

世界の先進国は物価が2倍、給料も2倍になっているのに、日本はこの30年間、物価も給料も上がっていません。

この失われた30年間を取り戻すためには、やはり30年くらいはかかるでしょう。

だから、この円安のトレンドには何をやっても抗えないと思います。

であれば、日銀が為替介入をして円高になるよう願うよりも、いくら円安になっても大丈夫なように、僕ら自身が資産の運用方法をしっかり考えていかなければなりません。

 

今、投資すると損をする?→いいえ、淡々と積立投資を続けよう!

さて、今年に入ってから新NISAが盛り上がっていて、投資を始めたという方も多いと思います。

でも、さすがに円安が進み過ぎて、積立投資を続けることに不安を感じている人も多いのではないでしょうか

なぜなら、この超円安のタイミングでS&P 500のような外国株に投資をしてしまうと、為替介入をされて円高に傾いた場合、為替で損をしてしまう恐れがあるからです。

また、これから投資を始める人は、「今は円が安すぎるから、次に円高になった時に始めた方が良いのではないか?」と考えているかもしれませんね。

しかし結論を言うと、これから一時的に円高になっても慌てる必要は全くなく、今まで通り淡々と毎月の積立投資をしていけば良いです。

確かに一括投資をした人は一時的に為替損が出ますが、先ほども述べた通り、長期的には円安が続くと思っていますし、S&P 500の過去150年の歴史を見ても、平均年率7%で成長してきています。

一時的に為替で損が出ても、長期保有を続けていけば、S&P 500のパフォーマンスは為替損をカバーして余りあるものになるので、僕は全く問題ないと思っています。

 

ドルコスト平均法で一喜一憂せずに投資しよう

実際、僕はS&P 500の積立投資を4年ほど続けていますが、ここまで年利12~13%で増え続けています。

しかし、塩漬けになっている期間のストレスが嫌だという人は、セオリー通り、一括投資ではなく毎月の積立投資をしていくのが良いと思います。

そうすれば円高になった時はより多くの株を買うことができますし、円安になった時は少ない株を買うことによって、長期で考えれば為替の変動リスクが平準化され、どのタイミングで株を買っても同じことになります。

これはドルコスト平均法といって、投資のリスクを下げながら安定したパフォーマンスが得られる唯一の方法として知られています。

初心者であろうがプロであろうが、絶対に損したくないのであれば、ドルコスト平均法を使って毎月積立投資をしましょう

そうすることで、日々の為替や株価の上げ下げのストレスから解放されます。


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