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外貨を持っていて本当に良かった話。外貨のありがたさを実感中
公開日: 2025年08月17日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、「外貨を持っていて本当に良かった話」というテーマでお話しします。
日銀の金利政策と円安の現状
子どもの海外留学費用を外貨で対応
2011年の超円高時代から始めた外貨投資
マレーシア不動産投資での経験
外貨での教育費負担の大きなメリット
日本経済の現状と外貨保有の必要性
具体的な外貨投資の方法
日銀の金利政策と円安の現状
2024年3月から日銀はゼロ金利政策を解除し、2025年の初めには短期金利を引き上げています。
結果として一時は円高への期待が高まり、「円高になればインフレも収まるだろう」という予測も出ていました。
しかし、トランプ大統領が関税の引き上げを打ち出したことで円は思うように上がらず、2025年4月の関税ショック以降はむしろ円安が進行、最近のドル円相場は1ドル=147〜150円前後で推移しています。
この状況で、僕は改めて「外貨を持っていて良かった」と実感しています。
子どもの海外留学費用を外貨で対応
というのも、僕は娘と息子の2人を海外留学させています。
留学生の学費は現地の学生のおよそ2倍、親としては大きな負担です。
しかし、その学費は長年運用してきた外貨建て資産から支払っています。
円安の昨今、この備えがなければ非常に厳しかったはずです。
2011年の超円高時代から始めた外貨投資
僕が外貨を仕込みはじめたのは2011年、1ドル=75円という超円高の時代です。
ドル円レートが75円になった瞬間から僕は外貨を買い始め、未だにずっと買い続けています。
当時外貨を買い始めた理由は、「必ずこの後、円安に戻る」と思ったからなんですよね。
当時はリーマンショックなどがあり、“有事の円買い”で円が買われていたわけですが、ここまでの異常な円高は必ず是正されると思っていました。
さらに、日本はこれから人口が減少していくことは確実ですし、GDPも縮小していくでしょう。そうなると、絶対円安になると思ったのです。
もう1つの理由は、円だけを保有していると、為替で損失を被る可能性が高いと考えたからです。
円安で円の価値が下がった場合、全資産を円で保有していては、資産が目減りしてしまいます。
外貨とのバランスを取らなければいけないということで、ドルを買い始めたわけです。
当時、日本人の多くは「円がこれだけ高いんだから、円さえ持っていれば安心」と考えていたと思います。
しかし、僕は確実に円安になると思っていたので、円を持っておくという選択肢はありませんでした。
マレーシアでの不動産投資の経験
外貨を持つことを決めた僕は、その後移住したマレーシアやマレーシア以外の国で不動産投資を始めました。
結果としては、失敗した物件も成功した物件もあります。一部は最近売却しました。
しかし、僕が物件を購入した当時は1ドル=75円の時代でした。
そして、現在のレートが1ドル=147~150円前後ですので、損失分を為替差益が補ってくれています。つまり、現地通貨から円に戻す際に損失が圧縮されるわけですね。
もしすべてが円ベースの投資だったら、為替でも損をしますし、売却損も出てダブルパンチだったわけで、もっと大きな痛手を被っていました。
その一方で、成功したいくつかの物件からは今でも外貨収入があります。
マレーシアの物件価格もこの10年で上昇していて、外貨ベースの資産も積み上がってきています。
つまり、円安という為替の追い風を受けながら、着実にグローバル資産が育ってきたということです。
外貨建て資産を蓄えることによる、教育費負担減の大きなメリット
そして何よりも、その外貨建て資産によって子どもたちの海外留学費用を賄えているのが非常にありがたいです。
もし日本円だけで彼らの学費を支払っていたとしたら、ぞっとします。
円安の影響で、彼らの学費を円ベースで考えるとえげつない金額になりますからね。
ちなみに、僕が彼らの教育費として支払っているのは、1ドル=75円台の時から、今までずっと買い続けている外貨です。
外貨の種類としてはドルもありますし、マレーシアリンギットもあります。
これまで買った分を平均すると、1ドル=100円前後ぐらいで仕込んだ外貨ということになります。
今、日本円をドルに両替して支払うのと比べると、実質3分の2のコストになっているということです。
つまり、為替の力で教育費を圧縮できたということですね。
これは、2011年の当初から外貨を持つ決意と準備をしていたからこそ実現できたことです。
この為替のメリットがなければ、さすがに彼らの学費を丸々日本円のみで負担するのは厳しかったと思います。
日本経済の現状と外貨保有の必要性
日本はかれこれ30年間、経済成長していないわけです。
実質賃金はインフレの影響でマイナスですし、税金や社会保障費は増え続け、政治はお粗末な状況です。
こんな国の通貨が、これからも価値を保てるとは思えません。
そういう理由もあり、僕は「保有する資産の約半分を外貨で持つ」ということをずっとやっているわけです。
日銀がゼロ金利政策を一時的に終了させたということで、金利が順調に上がっていけば円高に振れるのでしょうが、金利を上げたら国債を発行している政府も大変なことになりますので、一気に金利を上げることは到底できません。
結局、今の為替はアメリカの動向次第ということです。
成長しない国の通貨が強くなるわけがありません。
外貨建て資産を持っていないという方は、今すぐ外貨を持つ準備を始めるべきです。
具体的な外貨投資の方法
じゃあどうしたらいいのか?という点については過去の記事でもお話ししていますが、為替ヘッジなしの海外ファンド、つまりETFを「つみたてNISA」などの枠で定期的に購入していくことです。
積立投資であればドルコスト平均法が働いてリスクが平準化され、将来的なリターンも狙っていけます。
不動産ももちろんインフレヘッジにはなるのですが、「毎月外貨を積み上げていく」という習慣こそが、今の日本人に必要なリテラシーだと思うんですよね。
何度でも言いますが、もしも2011年に僕が外貨を仕込み始めていなかったとしたら、本当にゾッとします。
子どもたちの教育費も足りなかったかもしれませんし、将来への不安を抱えているかもしれません。
しかし現在は、外貨建て資産と円建て資産とのバランスをうまく取っているので、そういった不安はありません。
むしろ円安になればなるほど、外貨建て資産は円ベースで価値を増していきます。
このように、“シーソーの真ん中に立つ”ということをぜひもう一度再認識していただいて、通貨リスクに備えるべく外貨を買い始めていただければと思います。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、「外貨を持っていて本当に良かった話」というテーマでお話しします。
日銀の金利政策と円安の現状
子どもの海外留学費用を外貨で対応
2011年の超円高時代から始めた外貨投資
マレーシア不動産投資での経験
外貨での教育費負担の大きなメリット
日本経済の現状と外貨保有の必要性
具体的な外貨投資の方法
日銀の金利政策と円安の現状
2024年3月から日銀はゼロ金利政策を解除し、2025年の初めには短期金利を引き上げています。結果として一時は円高への期待が高まり、「円高になればインフレも収まるだろう」という予測も出ていました。
しかし、トランプ大統領が関税の引き上げを打ち出したことで円は思うように上がらず、2025年4月の関税ショック以降はむしろ円安が進行、最近のドル円相場は1ドル=147〜150円前後で推移しています。
この状況で、僕は改めて「外貨を持っていて良かった」と実感しています。
子どもの海外留学費用を外貨で対応
というのも、僕は娘と息子の2人を海外留学させています。留学生の学費は現地の学生のおよそ2倍、親としては大きな負担です。
しかし、その学費は長年運用してきた外貨建て資産から支払っています。
円安の昨今、この備えがなければ非常に厳しかったはずです。
2011年の超円高時代から始めた外貨投資
僕が外貨を仕込みはじめたのは2011年、1ドル=75円という超円高の時代です。ドル円レートが75円になった瞬間から僕は外貨を買い始め、未だにずっと買い続けています。
当時外貨を買い始めた理由は、「必ずこの後、円安に戻る」と思ったからなんですよね。
当時はリーマンショックなどがあり、“有事の円買い”で円が買われていたわけですが、ここまでの異常な円高は必ず是正されると思っていました。
さらに、日本はこれから人口が減少していくことは確実ですし、GDPも縮小していくでしょう。そうなると、絶対円安になると思ったのです。
もう1つの理由は、円だけを保有していると、為替で損失を被る可能性が高いと考えたからです。
円安で円の価値が下がった場合、全資産を円で保有していては、資産が目減りしてしまいます。
外貨とのバランスを取らなければいけないということで、ドルを買い始めたわけです。
当時、日本人の多くは「円がこれだけ高いんだから、円さえ持っていれば安心」と考えていたと思います。
しかし、僕は確実に円安になると思っていたので、円を持っておくという選択肢はありませんでした。
マレーシアでの不動産投資の経験
外貨を持つことを決めた僕は、その後移住したマレーシアやマレーシア以外の国で不動産投資を始めました。結果としては、失敗した物件も成功した物件もあります。一部は最近売却しました。
しかし、僕が物件を購入した当時は1ドル=75円の時代でした。
そして、現在のレートが1ドル=147~150円前後ですので、損失分を為替差益が補ってくれています。つまり、現地通貨から円に戻す際に損失が圧縮されるわけですね。
もしすべてが円ベースの投資だったら、為替でも損をしますし、売却損も出てダブルパンチだったわけで、もっと大きな痛手を被っていました。
その一方で、成功したいくつかの物件からは今でも外貨収入があります。
マレーシアの物件価格もこの10年で上昇していて、外貨ベースの資産も積み上がってきています。
つまり、円安という為替の追い風を受けながら、着実にグローバル資産が育ってきたということです。
外貨建て資産を蓄えることによる、教育費負担減の大きなメリット
そして何よりも、その外貨建て資産によって子どもたちの海外留学費用を賄えているのが非常にありがたいです。もし日本円だけで彼らの学費を支払っていたとしたら、ぞっとします。
円安の影響で、彼らの学費を円ベースで考えるとえげつない金額になりますからね。
ちなみに、僕が彼らの教育費として支払っているのは、1ドル=75円台の時から、今までずっと買い続けている外貨です。
外貨の種類としてはドルもありますし、マレーシアリンギットもあります。
これまで買った分を平均すると、1ドル=100円前後ぐらいで仕込んだ外貨ということになります。
今、日本円をドルに両替して支払うのと比べると、実質3分の2のコストになっているということです。
つまり、為替の力で教育費を圧縮できたということですね。
これは、2011年の当初から外貨を持つ決意と準備をしていたからこそ実現できたことです。
この為替のメリットがなければ、さすがに彼らの学費を丸々日本円のみで負担するのは厳しかったと思います。
日本経済の現状と外貨保有の必要性
日本はかれこれ30年間、経済成長していないわけです。実質賃金はインフレの影響でマイナスですし、税金や社会保障費は増え続け、政治はお粗末な状況です。
こんな国の通貨が、これからも価値を保てるとは思えません。
そういう理由もあり、僕は「保有する資産の約半分を外貨で持つ」ということをずっとやっているわけです。
日銀がゼロ金利政策を一時的に終了させたということで、金利が順調に上がっていけば円高に振れるのでしょうが、金利を上げたら国債を発行している政府も大変なことになりますので、一気に金利を上げることは到底できません。
結局、今の為替はアメリカの動向次第ということです。
成長しない国の通貨が強くなるわけがありません。
外貨建て資産を持っていないという方は、今すぐ外貨を持つ準備を始めるべきです。
具体的な外貨投資の方法
じゃあどうしたらいいのか?という点については過去の記事でもお話ししていますが、為替ヘッジなしの海外ファンド、つまりETFを「つみたてNISA」などの枠で定期的に購入していくことです。積立投資であればドルコスト平均法が働いてリスクが平準化され、将来的なリターンも狙っていけます。
不動産ももちろんインフレヘッジにはなるのですが、「毎月外貨を積み上げていく」という習慣こそが、今の日本人に必要なリテラシーだと思うんですよね。
何度でも言いますが、もしも2011年に僕が外貨を仕込み始めていなかったとしたら、本当にゾッとします。
子どもたちの教育費も足りなかったかもしれませんし、将来への不安を抱えているかもしれません。
しかし現在は、外貨建て資産と円建て資産とのバランスをうまく取っているので、そういった不安はありません。
むしろ円安になればなるほど、外貨建て資産は円ベースで価値を増していきます。
このように、“シーソーの真ん中に立つ”ということをぜひもう一度再認識していただいて、通貨リスクに備えるべく外貨を買い始めていただければと思います。
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