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不動産投資は利益と理想を同時に追え!

公開日: 2022年08月02日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今日は、「利益と理想を同時に追え!」というテーマでお話しします。

ビジネスの世界では度々、「“目先の利益(短期的な売り上げ)”“10年後の理想(長期的なビジョン)”、どちらを追い求めるべきか?」というのが議論になります。

あなたはどちらが大切だと思いますか?一緒に考えていきましょう。

 

目先の利益と長期のビジョンは車の両輪

まず、目先の利益ばかりを追い求める場合を考えてみましょう。

目先の利益を追い求める場合、手っ取り早く稼げる仕事や、自己の利益が得られる仕事ばかりを優先することになります。

すると一時的には効率的にお金を稼げて、財務状態も良い状況になるかもしれません。

しかし、利己的なビジネスばかりを行っていては、次第に他の人からの協力が得られにくくなってきてしまいます。

日々の種銭を稼ぐことができても、長期的には大きな仕事に繋げることが難しくなってしまうんですね。

先日の記事で、「応援される人になるためには、共感されるビジョンが大事」という話を書きましたが、その話と通じるところがあります。

一方で、長期的な理想ばかりを追い求める場合はどうでしょうか。

上場を目指すようなベンチャー企業であれば、理想を掲げるだけで、大口の投資家から資金を集め、ビジョンを実現できるかもしれません。

しかし現実的なところでいうと、事業を継続していくためには今日明日のごはんを食べることが最重要ですよね。

お金というのは、会社を存続させるためのガソリンの役割を果たしています。お金がなければ事業を継続することも、理想を追い求めることもできないわけです。

ということで、「目先の利益(短期的な売り上げ)」と「10年後の理想(長期的なビジョン)」は、どちらかだけを追い求めるのではなく、どちらも両立して追い求めていくことが重要ということになります。

両者の存在は、いわば“車の両輪”といえるでしょう。

 

ウラケンの起業時の話

この“車の両輪”について、ウラケン自身のビジネス経験を基に考えていきましょう。

僕の場合、起業当初から長期的なビジョンを掲げつつ、目先の利益を積み上げて、理想を実現する環境を整えてきた、という経験があります。

僕が起業当初から掲げていたビジョンは、「すべての人に不動産の知識を」というものです。

しかし、起業時の僕は本も出版しておらず、まだ何者にもなっていない状態でした。

当時、有限会社を作るためには最低資本金が300万円必要だったのですが、手元資金は200万円。会社設立のために母にお金を借りるしかないほど厳しい状況でした。

そんなわけですから、長期的なビジョンは見据えつつも、まずは種銭稼ぎに奔走です。

実際に何をしたかというと、有料のセミナーを開催し、そのセミナーをビデオで収録してVHSのビデオ教材を作って販売。更にネットで販売するためにwebマーケティングを勉強して・・・そんな風に日々の稼ぎを積み上げていったのですね。

そしてようやく収支が安定してきた頃、ビジョンを実現させるべく、不動産の知識を学べる仕組みである「不動産実務検定」の設立に向けた活動を始めることができました。

 

“車の両輪”は不動産投資にも共通する

「目先の利益」と「長期的な理想」の両輪が大事というのは、不動産投資も同じです。

「目先の利益」を築古戸建て、「長期的な理想」を一棟アパートに当てはめて考えていきましょう。

僕が不動産投資の初心者の方におすすめしているのは、まずは築古戸建てに投資してから、アパート一棟投資にチャレンジするという手法です。

ポイントは、安定的な「目先の利益」を確保した上で、「長期的な理想」を追い求めるということ。先ほど紹介した僕の創業当初の手法と同様ですね。

築古戸建てに先に投資するメリットは、目先の安定収入の確保だけではありません。

小さくてもまず不動産投資を始めることで、賃貸管理の方法や客付け、リフォームのノウハウを学ぶことができます。こうした経験は将来的な一棟投資の参考になるでしょう。

また、現金で築古戸建てを購入していれば、一棟ものを購入する際の追加担保にもなりますし、投資家としての実績も積んでいるので、いきなり一棟アパートに投資するよりも銀行からの評価も良くなります。

もう一つ言えば、築古戸建てを土地値以下で購入することさえできていれば、何かあっても現金化することができますし、損をすることもありません。

よくあるケースが、投資効率性を重視し、初めから1億円規模の一棟アパートを狙っていく手法です。しかしこの手法には、いくつもリスクが潜んでいます。

まず、一棟アパートは大抵利回りが低く(6~7%)、空室が出た途端に一発でキャッシュがなくなってしまいます。

そして、高値掴みをしているケースが多いため、購入後に手放すとなると収支がマイナスとなり、売るに売れなくなってしまいます。

さらに、フルローンで属性(信用)を使い切ってしまうと、次の物件購入が難しくなってしまうのです。

松下幸之助の有名な言葉に、「仕事をテーマにするな。人生をテーマにしろ」というものがあります。しかし、僕は仕事をテーマにすることも、人生をテーマにすることも、どちらも大事だと考えています。

「長期的な理想」は一朝一夕で実現できないですし、目先の利益だけで理想のない仕事は、将来的に大きく育ちません。

「目先の利益」と「長期的な理想」、あなたもぜひ両方を追い求めてみてください。


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