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ヤバい!住宅ローンの金利が上がったらどうする?
公開日: 2022年10月25日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
先日のブログで、「持ち家か賃貸か」というテーマを取り上げました。
「持ち家は35年間のローンを払い続ける必要があり、リストラによって突然ローンを払えなくなるリスクがある」というお話をしたのですが、実は持ち家にはもう1つのリスクが潜んでいます。
そこで、今回は
・持ち家派のもう1つのリスク
・その対処法
について解説したいと思います!ぜひ最後までご覧ください。
持ち家のリスクは住宅ローン金利の上昇
持ち家のもう1つのリスクは何かというと、ズバリ、「住宅ローン金利が上昇するリスク」です。
実際、このリスクが現実のものとなる可能性は、昨今ますます高まりつつあります。
世界的なインフレ対策により、各国の政策金利は急上昇しています。特に、米国では住宅ローンの金利が6.5%に上昇しています。
日本はいまだにゼロ金利政策を継続していますが、世界的な利上げの流れを受けて、日本の長期金利もじわじわ上がってきているのが現状です。
日本の長期金利が上がるということは、
→住宅ローンの金利も上がり
→家計が圧迫される
ということが懸念されるということです。
実際の数字で考えてみましょう。
金利
0.8%
2.0%
ローン
4,000万
4,000万
借入期間
35年間
35年間
月々返済額
11万円
13万円
年間返済額
132万円
156万円
例えば、金利が0.8%から2.0%に上昇したとしましょう。すると、月々の返済額は11万円から13万円へ2万円も増加します。年間では24万円も返済額が増加してしまうのです。
それにも関わらず収入は全く増えていないのであれば、家計に与える影響は相当なものになるでしょう。
住宅ローン金利の上昇に対する対策
では、住宅ローン金利が上がった時にどうすべきなのか?対策を考えていきましょう。
1、繰り上げ返済する
まず考えられるのが、“繰り上げ返済”です。繰り上げ返済とは、毎月決められた返済額以上をまとめて支払い、当初の予定よりも前倒しで返済する方法です。繰り上げ返済ができるなら、万事解決でしょう。
先日のブログでも、ローンを一括返済できるくらいの金融資産がある人は、持ち家を買っても問題ないとお話ししましたね。
2、ローンを借り換える
次に考えられるのが、より低金利のローンへ借り換えをするという方法です。
しかし、長期金利が上がれば、どの銀行の住宅ローン金利も上がることが予想されますから、安い金利への借り換えは現実的には難しいでしょう。
3、持ち家を売却する
売却できるのであれば、持ち家を売却してしまうのも1つの手です。
ただ、いざ売ろうと思っても、思うように価格がつかず、ローンの残債よりも売却価格が安くなってしまう場合があります。
それでは住宅ローンの残債を返済できないため、他の手段を検討する必要があるでしょう。
4、持ち家を賃貸に出す
最後の方法は、持ち家を賃貸に出すということです。
本来、住宅ローンを借りている場合は自宅を賃貸に出すことはできません。
しかし、いくつか例外があります。
例えば、転勤で長期不在になる場合は、自宅を賃貸に出すことが可能です。他にも自己破産寸前の場合も、自宅を賃貸に出すことができます。
銀行といえど、家計が火の車になってしまっているのに「持ち家を賃貸に出すことはダメだ!」とは、さすがに言えないわけです。
しかし、仮に賃貸に出すことができても、ローン返済額よりも高い家賃で入居者が決まるとは限りません。
返済額が月々13万円の場合であっても、「月々10万円の家賃でないと貸すことができない」というケースもあるわけです。
では、そういった場合はどうしたら良いのでしょうか?
「13万円の家賃で貸し出せるまで、ずっと募集をし続ける」という考えもあるかもしれませんが、借り手がつくまでの期間もローンの返済は続いています。その状態が何ヶ月も続いたら、家計は確実に圧迫されてしまうでしょう。
この場合、足りない分は、自分が移り住む賃貸の家賃を抑えることで賄うのが賢明だと思います。
背に腹を代えられなくなったら、自分たちはもっと安いところに住めば良いのです。そうすれば生活費を圧迫せずに済みます。
まとめ
ということで、本日は「ヤバい!住宅ローンの金利が上がったらどうする?」というテーマでお話ししました。
今の日本は、スタグフレーションが起きています。物の値段は上がるのに収入が増えない、悪性のインフレです。
持ち家をローンで買った人は、住宅ローン金利が上がった最悪のケースのことを、今から考えておくべきでしょう。
フラット35で借りている人は固定金利なので金利上昇リスクはありません。
しかし、変動金利で借りている人は別です。金利が上がった時のことをぜひ考えておきましょう!
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
先日のブログで、「持ち家か賃貸か」というテーマを取り上げました。
「持ち家は35年間のローンを払い続ける必要があり、リストラによって突然ローンを払えなくなるリスクがある」というお話をしたのですが、実は持ち家にはもう1つのリスクが潜んでいます。
そこで、今回は
・持ち家派のもう1つのリスク
・その対処法
について解説したいと思います!ぜひ最後までご覧ください。
持ち家のリスクは住宅ローン金利の上昇
持ち家のもう1つのリスクは何かというと、ズバリ、「住宅ローン金利が上昇するリスク」です。実際、このリスクが現実のものとなる可能性は、昨今ますます高まりつつあります。
世界的なインフレ対策により、各国の政策金利は急上昇しています。特に、米国では住宅ローンの金利が6.5%に上昇しています。
日本はいまだにゼロ金利政策を継続していますが、世界的な利上げの流れを受けて、日本の長期金利もじわじわ上がってきているのが現状です。
日本の長期金利が上がるということは、
→住宅ローンの金利も上がり
→家計が圧迫される
ということが懸念されるということです。
実際の数字で考えてみましょう。
金利 | 0.8% | 2.0% |
ローン | 4,000万 | 4,000万 |
借入期間 | 35年間 | 35年間 |
月々返済額 | 11万円 | 13万円 |
年間返済額 | 132万円 | 156万円 |
例えば、金利が0.8%から2.0%に上昇したとしましょう。すると、月々の返済額は11万円から13万円へ2万円も増加します。年間では24万円も返済額が増加してしまうのです。
それにも関わらず収入は全く増えていないのであれば、家計に与える影響は相当なものになるでしょう。
住宅ローン金利の上昇に対する対策
では、住宅ローン金利が上がった時にどうすべきなのか?対策を考えていきましょう。1、繰り上げ返済する
まず考えられるのが、“繰り上げ返済”です。繰り上げ返済とは、毎月決められた返済額以上をまとめて支払い、当初の予定よりも前倒しで返済する方法です。繰り上げ返済ができるなら、万事解決でしょう。
先日のブログでも、ローンを一括返済できるくらいの金融資産がある人は、持ち家を買っても問題ないとお話ししましたね。
2、ローンを借り換える
次に考えられるのが、より低金利のローンへ借り換えをするという方法です。
しかし、長期金利が上がれば、どの銀行の住宅ローン金利も上がることが予想されますから、安い金利への借り換えは現実的には難しいでしょう。
3、持ち家を売却する
売却できるのであれば、持ち家を売却してしまうのも1つの手です。
ただ、いざ売ろうと思っても、思うように価格がつかず、ローンの残債よりも売却価格が安くなってしまう場合があります。
それでは住宅ローンの残債を返済できないため、他の手段を検討する必要があるでしょう。
4、持ち家を賃貸に出す
最後の方法は、持ち家を賃貸に出すということです。
本来、住宅ローンを借りている場合は自宅を賃貸に出すことはできません。
しかし、いくつか例外があります。
例えば、転勤で長期不在になる場合は、自宅を賃貸に出すことが可能です。他にも自己破産寸前の場合も、自宅を賃貸に出すことができます。
銀行といえど、家計が火の車になってしまっているのに「持ち家を賃貸に出すことはダメだ!」とは、さすがに言えないわけです。
しかし、仮に賃貸に出すことができても、ローン返済額よりも高い家賃で入居者が決まるとは限りません。
返済額が月々13万円の場合であっても、「月々10万円の家賃でないと貸すことができない」というケースもあるわけです。
では、そういった場合はどうしたら良いのでしょうか?
「13万円の家賃で貸し出せるまで、ずっと募集をし続ける」という考えもあるかもしれませんが、借り手がつくまでの期間もローンの返済は続いています。その状態が何ヶ月も続いたら、家計は確実に圧迫されてしまうでしょう。
この場合、足りない分は、自分が移り住む賃貸の家賃を抑えることで賄うのが賢明だと思います。
背に腹を代えられなくなったら、自分たちはもっと安いところに住めば良いのです。そうすれば生活費を圧迫せずに済みます。
まとめ
ということで、本日は「ヤバい!住宅ローンの金利が上がったらどうする?」というテーマでお話ししました。今の日本は、スタグフレーションが起きています。物の値段は上がるのに収入が増えない、悪性のインフレです。
持ち家をローンで買った人は、住宅ローン金利が上がった最悪のケースのことを、今から考えておくべきでしょう。
フラット35で借りている人は固定金利なので金利上昇リスクはありません。
しかし、変動金利で借りている人は別です。金利が上がった時のことをぜひ考えておきましょう!
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