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なぜウラケンのビジネスモデルは上手く行ったのか?(第1回)
公開日: 2022年12月29日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
以前のブログで、わずか30秒でサラリーマンを辞める決断をした時のことをお話ししました。
これは何もやみくもに、そして感情的にサラリーマンを辞めたわけではなく、実はある理由があって、すぐに決断することができたのです。今日はその理由についてお話ししたいと思います。
不動産投資はもちろん、マーケティングの知識にもつながってくる基礎的な考え方ですので、ぜひ参考にしてください。
ビジネスの始まりと終わりを読む方法
物事には必ず始まりと終わりがあり、延々と続くものはありません。これはビジネスも同じです。
調子がいい時にこそ、それが終わることを想定して、新たな成長カーブを描けるビジネスモデルにバトンタッチしていくことが重要です。
つまり、いい波が来ている時に、いずれその波が来なくなることを想定して、次の波を読み、経営方針をスイッチしないといけません。
とはいえ、その波(ブーム)がいつ始まっていつ終わるか分からないから大変なんじゃないか・・・という人が大半かもしれませんね。でも、実はそれを予測できる方法があるのです。
成長カーブは、3つの段階で成り立っている
どういうことかというと、物事には必ず「導入期」、「成長期」、「成熟期」という3つのフェーズがあり、市場浸透率でいうと、「導入期」が7.5%で、「成長期」が85%、「成熟期」は7.5%となっています。
売上や規模感も同じで、全体のビジネスモデルが100だとしたら、「導入期」では7.5%、「成長期」では85%、「成熟期」では7.5%という割合になっています。
「導入期」では、その商品やサービスがまだ認知されてないので、売ることがすごく大変です。そのため、「導入期」はマーケティングコストがめちゃくちゃかかります。
とはいえ、その商品が売れるかどうか分からないので、広告にお金はかけられないし、人件費もかけられません。
当たるか外れるか分からない商品ですので、ゲリラ的な戦略を取らざるを得ないわけです。
成長カーブを読まずに失敗した「たまごっち」の事例
僕と同年代の人は記憶に新しいと思いますが、1996年にバンダイから発売された「たまごっち」という育成ゲームがありましたよね。
たまごっちが発売された当時、バンダイはこれが売れるかどうか分からないので、竹下通りの女子校生にたまごっちを配って口コミを起こさせたわけです。
すると女子校生の口コミに乗っかって、たまごっちはわずか1年で火がついてブームが来ました。
その後、マスコミも大々的に社会現象として取り上げたので、たまごっちは店頭でめちゃくちゃ品薄になって、プレミアがどんどんついてしまいました。
そのうち、パチモノやパクリ商品も出回って、当時「白たまごっち」というレア物は数万円で取引されるほどでした。
これはもう増産しないと市場の混乱がおさまらないということで、バンダイが韓国での生産に踏み切って、1年後にやっと大量供給が可能になりました。
しかし、供給が可能になった途端にブームが去ってしまい、メーカーはなんと250万個ものたまごっちの在庫を抱えて、最終的にバンダイは45億円の赤字になってしまったのです。
つまり、ブームが去り始めていた「成長期」の最終局面になって大量に在庫ができてしまったので、大損をして終わってしまったということです。
この教訓から学べることは何かというと、「成熟期」に入る前(成長期の最終局面)のタイミングで手を引くべきだったということです。
バンダイが失敗した最大の原因は、このブームがずっと続くと思い、大量に設備投資をしてしまったことでした。
つまり、事前にこの「成熟期」に入るタイミングさえ分かれば、その前に手を引けばいい。しかし、それが分かれば苦労はありませんね。
実は、そのタイミングを統計学的に予測することができるのです。
「成長期」、「成熟期」を予測する方法
商品やサービスができてからブームが始まるまでの「導入期」、ブームが始まってからの「成長期」、ブームが収束に向かう「成熟期」、これらは統計的におよそ等間隔であることがわかっています。
つまり、「導入期」が1年続いたら「成長期」も1年、「成熟期」も1年続くのです。「導入期」が2年であれば、「成長期」も2年、「成熟期」も2年という感じです。
今回の事例でいうと、たまごっちのライフサイクルは全体で3年だったということが分かります。
たまごっちを広めるために、ゲリラ的に色々とやった「導入期」が1年、そして次の「成長期」に入ったわけですが、その「成長期」に入ったタイミングがいつだったのか?を知るためのシグナルがあります。
そのシグナルとは、
・マスコミが話題にしてテレビで取り上げられる
・テレビCMがばんばん流れる
・偽物が出回る
・ライバル会社が同じような商品を投入して市場参入してくる
などです。
ビジネス的には、「成長期」の始まりに参入して「成長期」の終わりで撤退するのが、最も効率が良く賢く、そして最大の儲けを出す秘訣です。
僕は独立前からあらゆるものにこの成長カーブの考え方を当てはめて考えていました。
そして、僕が働いている不動産業界は今後どうなっていくのか?ということも、この成長カーブに当てはめてみたところ、衝撃の事実が分かったのです。
それにより、「いま自分がやっていることは、今後受け入れられていくだろう」という確信を持つことができました。
その衝撃の事実については、次回のブログでお話ししたいと思います。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
以前のブログで、わずか30秒でサラリーマンを辞める決断をした時のことをお話ししました。
これは何もやみくもに、そして感情的にサラリーマンを辞めたわけではなく、実はある理由があって、すぐに決断することができたのです。今日はその理由についてお話ししたいと思います。
不動産投資はもちろん、マーケティングの知識にもつながってくる基礎的な考え方ですので、ぜひ参考にしてください。
ビジネスの始まりと終わりを読む方法
物事には必ず始まりと終わりがあり、延々と続くものはありません。これはビジネスも同じです。調子がいい時にこそ、それが終わることを想定して、新たな成長カーブを描けるビジネスモデルにバトンタッチしていくことが重要です。
つまり、いい波が来ている時に、いずれその波が来なくなることを想定して、次の波を読み、経営方針をスイッチしないといけません。
とはいえ、その波(ブーム)がいつ始まっていつ終わるか分からないから大変なんじゃないか・・・という人が大半かもしれませんね。でも、実はそれを予測できる方法があるのです。
成長カーブは、3つの段階で成り立っている
どういうことかというと、物事には必ず「導入期」、「成長期」、「成熟期」という3つのフェーズがあり、市場浸透率でいうと、「導入期」が7.5%で、「成長期」が85%、「成熟期」は7.5%となっています。売上や規模感も同じで、全体のビジネスモデルが100だとしたら、「導入期」では7.5%、「成長期」では85%、「成熟期」では7.5%という割合になっています。
「導入期」では、その商品やサービスがまだ認知されてないので、売ることがすごく大変です。そのため、「導入期」はマーケティングコストがめちゃくちゃかかります。
とはいえ、その商品が売れるかどうか分からないので、広告にお金はかけられないし、人件費もかけられません。
当たるか外れるか分からない商品ですので、ゲリラ的な戦略を取らざるを得ないわけです。
成長カーブを読まずに失敗した「たまごっち」の事例
僕と同年代の人は記憶に新しいと思いますが、1996年にバンダイから発売された「たまごっち」という育成ゲームがありましたよね。たまごっちが発売された当時、バンダイはこれが売れるかどうか分からないので、竹下通りの女子校生にたまごっちを配って口コミを起こさせたわけです。
すると女子校生の口コミに乗っかって、たまごっちはわずか1年で火がついてブームが来ました。
その後、マスコミも大々的に社会現象として取り上げたので、たまごっちは店頭でめちゃくちゃ品薄になって、プレミアがどんどんついてしまいました。
そのうち、パチモノやパクリ商品も出回って、当時「白たまごっち」というレア物は数万円で取引されるほどでした。
これはもう増産しないと市場の混乱がおさまらないということで、バンダイが韓国での生産に踏み切って、1年後にやっと大量供給が可能になりました。
しかし、供給が可能になった途端にブームが去ってしまい、メーカーはなんと250万個ものたまごっちの在庫を抱えて、最終的にバンダイは45億円の赤字になってしまったのです。
つまり、ブームが去り始めていた「成長期」の最終局面になって大量に在庫ができてしまったので、大損をして終わってしまったということです。
この教訓から学べることは何かというと、「成熟期」に入る前(成長期の最終局面)のタイミングで手を引くべきだったということです。
バンダイが失敗した最大の原因は、このブームがずっと続くと思い、大量に設備投資をしてしまったことでした。
つまり、事前にこの「成熟期」に入るタイミングさえ分かれば、その前に手を引けばいい。しかし、それが分かれば苦労はありませんね。
実は、そのタイミングを統計学的に予測することができるのです。
「成長期」、「成熟期」を予測する方法
商品やサービスができてからブームが始まるまでの「導入期」、ブームが始まってからの「成長期」、ブームが収束に向かう「成熟期」、これらは統計的におよそ等間隔であることがわかっています。つまり、「導入期」が1年続いたら「成長期」も1年、「成熟期」も1年続くのです。「導入期」が2年であれば、「成長期」も2年、「成熟期」も2年という感じです。
今回の事例でいうと、たまごっちのライフサイクルは全体で3年だったということが分かります。
たまごっちを広めるために、ゲリラ的に色々とやった「導入期」が1年、そして次の「成長期」に入ったわけですが、その「成長期」に入ったタイミングがいつだったのか?を知るためのシグナルがあります。
そのシグナルとは、
・マスコミが話題にしてテレビで取り上げられる
・テレビCMがばんばん流れる
・偽物が出回る
・ライバル会社が同じような商品を投入して市場参入してくる
などです。
ビジネス的には、「成長期」の始まりに参入して「成長期」の終わりで撤退するのが、最も効率が良く賢く、そして最大の儲けを出す秘訣です。
僕は独立前からあらゆるものにこの成長カーブの考え方を当てはめて考えていました。
そして、僕が働いている不動産業界は今後どうなっていくのか?ということも、この成長カーブに当てはめてみたところ、衝撃の事実が分かったのです。
それにより、「いま自分がやっていることは、今後受け入れられていくだろう」という確信を持つことができました。
その衝撃の事実については、次回のブログでお話ししたいと思います。
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