ブログ
つみたてNISAはいつ終わらせるべきか?
公開日: 2023年06月05日
▼今日の記事を音声で楽しみたい方はこちら
こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、「つみたてNISAはいつ終わらせるべきか?」というテーマでお話をしたいと思います。
つみたてNISAとは、年間40万円を上限として買い付けた投資信託等から得た利益が、最長20年間非課税になる制度です。
通常、有価証券に投資をすると、その運用益には2割の税金がかかりますが、つみたてNISAを利用すると、この2割の税金の支払いが20年間不要となります。
そして、2024年1月からは、この20年間という期限が無期限になり、年間40万円という上限が3倍の120万円まで拡大されます。
この制度は非常に魅力的で、積立投資をする人にとってはメリットしかありません。
僕は普段、米国S&P500に対する積立投資をおすすめしていて、自分自身も毎月積立投資を行っていますが、残念ながら僕はつみたてNISAを利用することができません。
なぜなら、つみたてNISAは日本の居住者にしか適用されない制度だからです。
そのため、つみたてNISAを利用できる人たちがすごく羨ましいです。
つみたてNISAをやめるべきタイミングはいつ?
一般的に、皆さんがつみたてNISAを利用する目的は大きく2つあると思います。
1つは老後の資金を貯めること、もう1つは子供の教育資金や不動産購入の頭金を効率的に貯めるためだと思います。
今日のブログでは、つみたてNISAをやる目的はさておき、つみたてNISAを「やめるべきタイミング」について解説していきたいと思います。
素人FPがオススメしているタイミング3選
まずは、つみたてNISAの取り崩しタイミングについて、素人のFPさんがアドバイスしそうなパターンを紹介します。
これらは実際にブログなどで見かけた内容ですが、主に次の3つのパターンがよく見られます。
1つ目は、投資を始めた時よりも相場が大きく上昇している場合です。
例えば、日経平均株価が2万円の時に始めて、現在は3万円を超えていますので、このような場合、相場が大きく上昇しているため、利益を確定するタイミングとして考えられる、ということです。
2つ目は、積立額が目標額に達した時に取り崩すという方法です。
例えば300万円とか、目標額に到達した時点で利益を確定するという考え方です。
3つ目は、元本が2倍になったら半分を取り崩すという方法です。
例えば、100万円の元本が200万円になったら、元本分の100万円を売却し、残りの半分を運用継続してきます。
元本の100万円はすでに利益確定していますので、たとえ残りの半分がゼロになってしまったとしても、損をすることはなく、心理的な安心感を得ることができるという考え方です。
僕のオススメは、お金が必要な時までやめない
さて、いかがでしょうか?あなたなら、どの方法を選びますか?
僕の意見を言わせてもらうと、これら3つの方法は、どれも最適とは言えません。
なぜなら、本来、積立投資は長期で運用することでメリットが最大化されるものであって、つみたてNISAを途中解約してしまうと、非課税のメリットを活かせなくなってしまうからです。
では、僕だったらどうするかというと、つみたてNISAをやめるタイミングは、「お金が必要な時」だと思っています。
つまり、お金が必要でないのであれば、つみたてNISAのメリットを最大限に活かす(長期運用する)方が良いと考えています。
資産を増やし続けることはナンセンス
とはいえ、あの世にお金を持っていくことはできませんので、ずっと資産を増やし続けるだけでは意味がありません。
積立投資をする本来の目的は、老後を楽しく過ごすことです。
ですので、あるタイミングで、資産を「増やす」よりも「使う」という方向に舵を切っていくことが必要ですし、そうすることでより幸せになれると思います。
具体的な数字を挙げて、一例をお話ししましょう。
例えば、60歳までに1億円の資産を作り、その後は年間3~4%を定率で取り崩して使っていくと良いと思います。
1億円の資産から4%を取り崩す場合、400万円を取り崩すことになりますね。そして、残りを引き続き運用して、その残高からまた年間3~4%を取り崩していきます。
ただし、このようにお話しすると、「そのやり方だと元本がどんどん減っていくので、晩年には取り崩せるお金の額が減少してしまうじゃないか」と考える人もいるでしょう。
しかし、年をとると体力や健康状態が変化し、旅行などの機会も減少してきますので、人生を楽しむために必要なお金も年々減少するので、問題ないと僕は思います。
また、残っている資産を株式と債権を50:50の割合で運用し続けた場合、30年後には元の資産(1億円)の10%に相当する1,000万円が90%以上の確率で残ることわかっています。
これは、前にもご説明したトリニティルールというものです。
このルールは、今でも有効であることが証明されています。
60歳から30年後の90歳になったときに1,000万円が残っているのであれば、医療費などの不慮のリスクにも対応できると思いますので、資金的な問題はほとんどない状況になるでしょう。
まとめ
今日の話をまとめると、つみたてNISAはお金が必要にならない限り取り崩さない方が良いと思います。
60歳までに資産をしっかりと作っていき、そこからは安全に資産を取り崩して、できるだけ人生を楽しむのが良いでしょう。
トリニティルールに基づいて、年3~4%で取り崩す場合、30年間は資金が枯渇しないことが証明されています。
したがって、皆さんには60歳までに1億円を作り上げ、積極的にお金を使って人生を謳歌していただきたいと思います。
今日は、つみたてNISAはいつ終わらせるべきか?というお話でした。
▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら
こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、「つみたてNISAはいつ終わらせるべきか?」というテーマでお話をしたいと思います。
つみたてNISAとは、年間40万円を上限として買い付けた投資信託等から得た利益が、最長20年間非課税になる制度です。
通常、有価証券に投資をすると、その運用益には2割の税金がかかりますが、つみたてNISAを利用すると、この2割の税金の支払いが20年間不要となります。
そして、2024年1月からは、この20年間という期限が無期限になり、年間40万円という上限が3倍の120万円まで拡大されます。
この制度は非常に魅力的で、積立投資をする人にとってはメリットしかありません。
僕は普段、米国S&P500に対する積立投資をおすすめしていて、自分自身も毎月積立投資を行っていますが、残念ながら僕はつみたてNISAを利用することができません。
なぜなら、つみたてNISAは日本の居住者にしか適用されない制度だからです。
そのため、つみたてNISAを利用できる人たちがすごく羨ましいです。
つみたてNISAをやめるべきタイミングはいつ?
一般的に、皆さんがつみたてNISAを利用する目的は大きく2つあると思います。1つは老後の資金を貯めること、もう1つは子供の教育資金や不動産購入の頭金を効率的に貯めるためだと思います。
今日のブログでは、つみたてNISAをやる目的はさておき、つみたてNISAを「やめるべきタイミング」について解説していきたいと思います。
素人FPがオススメしているタイミング3選
まずは、つみたてNISAの取り崩しタイミングについて、素人のFPさんがアドバイスしそうなパターンを紹介します。
これらは実際にブログなどで見かけた内容ですが、主に次の3つのパターンがよく見られます。
1つ目は、投資を始めた時よりも相場が大きく上昇している場合です。
例えば、日経平均株価が2万円の時に始めて、現在は3万円を超えていますので、このような場合、相場が大きく上昇しているため、利益を確定するタイミングとして考えられる、ということです。
2つ目は、積立額が目標額に達した時に取り崩すという方法です。
例えば300万円とか、目標額に到達した時点で利益を確定するという考え方です。
3つ目は、元本が2倍になったら半分を取り崩すという方法です。
例えば、100万円の元本が200万円になったら、元本分の100万円を売却し、残りの半分を運用継続してきます。
元本の100万円はすでに利益確定していますので、たとえ残りの半分がゼロになってしまったとしても、損をすることはなく、心理的な安心感を得ることができるという考え方です。
僕のオススメは、お金が必要な時までやめない
さて、いかがでしょうか?あなたなら、どの方法を選びますか?僕の意見を言わせてもらうと、これら3つの方法は、どれも最適とは言えません。
なぜなら、本来、積立投資は長期で運用することでメリットが最大化されるものであって、つみたてNISAを途中解約してしまうと、非課税のメリットを活かせなくなってしまうからです。
では、僕だったらどうするかというと、つみたてNISAをやめるタイミングは、「お金が必要な時」だと思っています。
つまり、お金が必要でないのであれば、つみたてNISAのメリットを最大限に活かす(長期運用する)方が良いと考えています。
資産を増やし続けることはナンセンス
とはいえ、あの世にお金を持っていくことはできませんので、ずっと資産を増やし続けるだけでは意味がありません。積立投資をする本来の目的は、老後を楽しく過ごすことです。
ですので、あるタイミングで、資産を「増やす」よりも「使う」という方向に舵を切っていくことが必要ですし、そうすることでより幸せになれると思います。
具体的な数字を挙げて、一例をお話ししましょう。
例えば、60歳までに1億円の資産を作り、その後は年間3~4%を定率で取り崩して使っていくと良いと思います。
1億円の資産から4%を取り崩す場合、400万円を取り崩すことになりますね。そして、残りを引き続き運用して、その残高からまた年間3~4%を取り崩していきます。
ただし、このようにお話しすると、「そのやり方だと元本がどんどん減っていくので、晩年には取り崩せるお金の額が減少してしまうじゃないか」と考える人もいるでしょう。
しかし、年をとると体力や健康状態が変化し、旅行などの機会も減少してきますので、人生を楽しむために必要なお金も年々減少するので、問題ないと僕は思います。
また、残っている資産を株式と債権を50:50の割合で運用し続けた場合、30年後には元の資産(1億円)の10%に相当する1,000万円が90%以上の確率で残ることわかっています。
これは、前にもご説明したトリニティルールというものです。
このルールは、今でも有効であることが証明されています。
60歳から30年後の90歳になったときに1,000万円が残っているのであれば、医療費などの不慮のリスクにも対応できると思いますので、資金的な問題はほとんどない状況になるでしょう。
まとめ
今日の話をまとめると、つみたてNISAはお金が必要にならない限り取り崩さない方が良いと思います。60歳までに資産をしっかりと作っていき、そこからは安全に資産を取り崩して、できるだけ人生を楽しむのが良いでしょう。
トリニティルールに基づいて、年3~4%で取り崩す場合、30年間は資金が枯渇しないことが証明されています。
したがって、皆さんには60歳までに1億円を作り上げ、積極的にお金を使って人生を謳歌していただきたいと思います。
今日は、つみたてNISAはいつ終わらせるべきか?というお話でした。
▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら
